前世自己診断(1)いくつもある前世と今世の可能性の関わり
Kuがすでにフライング告知してるけど、
もうすぐ個人の前世鑑定始まるから、興味ある人はよろしくねん。
■現世の自分が想像できない「突拍子もない前世」はあまりない
で、生年月日とかからきちんと調べれば確かに自己診断やプログラムで弾き出すより詳細な前世は分かるけど、アタシのこれまでの経験でもほかのソウルリーディングする人の話でも、まあだいたい「まったく想像もしてなかった」突拍子もない前世が出てくることってないのよね。
実際に昔あったケースで、前世たぶん踊り子だった、中東あたり、ほかの前世では子沢山で苦労したんで今世は子供持ちたくないはず、とかって出た人がいたのね。で、本人にそれを告げたら、今世ではその人は日本人だけどベリーダンスやってて。
体型維持したいのもあるけど、どうしても子供を欲しいと思えなくてDINKSを選んでて。
せっかく前世からまだ自分でも未発見の可能性を探すという意味では意外性がなくてがっかりしそうだったから、もうちょいしっかり観てみたのね。
■前世の思い残し・未来への希望は今世では叶えるのが簡単になっていることも
前世では恐らく未経験だけどやりたいと思ってたこと、つまりはややこしいけど「前世で、未来にやりたいと思ってたこと」が、、、女優とか世界旅行とか科学者とか、なんかこう「いかにも夢!やりたいこと!」だったら最初から伝えたかもだけど、その人の場合どう解釈しても、現代だと『廃品回収』とか『リサイクル業』とかだったのよ(汗)
ベリーダンスで週末はキラキラの衣装で踊ってるセクシーな彼女が、「人が捨てたものを拾って売るのが夢」なんて有り得ないと、当時は今よりさらに未熟だったアタシだから、伝えるべきか迷ったわ。
ところが、いざ伝えてみたら「私、実はハンドメイド作品こっそり作ってて、これで稼ぎたいと思ってた」って。材料は古着屋で買ったりお友達やなんかにいらなくなったアクセサリーや壊れたパーツをもらってリメイクしてたり、あとは彼女の密かな楽しみが、海外旅行で住宅街散策して「ご自由にお持ちください」って家の前に置いてある箱から掘り出し物探したり、だったのね。
今でこそ、個人がいらなくなったものや自分で作ったものを簡単に売買する仕組みがたくさんあるけど、その人を占った頃はまだそれが個人レベルで商売として成り立つとは思えなかったのよ。で、結果的に彼女は夫に養われつつベリーダンスは趣味として楽しみながら、掘り出し物を修理したり古いアクセをリメイクしたりで稼げるようになったのね。
アタシは赤の他人だから、彼女が今世に影響してるその前世で、何が何でもリサイクル品でのハンドメイドをやりたかったかどうかは分からない。
でも、その前世での彼女は身分が低くて苦労の多い生活を送っている中でも、人には恵まれてたし貰い物運があったみたいだし、美的センスや器用さを授かってた。だから、たぶん当時、新品は買えなくても生活に必要なものや装飾品は周囲にもらえて、もらったままで満足せずにそこに手間暇かけた新たな作品に作り変えて、それが生き甲斐だったのよ。
もし、今世に影響してる彼女の前世が、ぜんぶお金持ちで何不自由ない暮らしをしていたんだとしたら、現世ではふと思いつくくらいはしても、自分でパーツを集めてのハンドメイド、リメイクなんてきっとしてなかったと思うのね。ちょっと興味持っても途中で面倒になって投げ出したかもしれない。
世の中、趣味は趣味の領域を出ない人と、趣味をいつのまにか仕事にしちゃって、長年続けられる人がいるけど、その差は現世での運命や性格的なところもとうぜんあるけど、意外にもこんなふうに前世の経験が影響してることもあるのよね。
あ、蛇足だけど、今世で興味持つけどすぐやーめた!とか、周囲に褒められるのになぜか仕事にするのは怖い、って人の中には、むしろ前世で仕事にしてたんで今世でも「嫌いじゃないけど、すでに飽きてる」こどあるし、前世で仕事にしてて、モンスタークレーマーに酷い目に遭わされたとか評論家に酷評されて恥かかされたとかで、今世では仕事にするのが怖い、って元プロもいるのよね。
そういう人でも「前世で、これが得意で仕事にしてたかも」って鑑定すると出るんだけど、それを今世でもやったほうがいいとか良くないとかは、さすがに他人には言えないのよね。
飽きてるけど、今世でも結局それをやると楽にプロになれるし、お金も稼げるのが分かってるからやってみてもいい。それで稼ぎながら、今世で真新しく、ゼロから始めたいことを始めてそっちで楽しめばいい。
前世では酷い目に遭わされたけど、その恐怖を乗り越えて今世でこそさらにその道を極めてもいい。でも、もしかしたらその前世のモンスタークレーマーみたいな人に今世でも出会って、辛い目に遭うくらいならその道以外にやりたいことがまだあるなら、そっちのなんのしがらみもない、安心安全な道を開拓するほうが楽しめるかもしれない。
と、やっぱり今世をより良く生きるための「参考資料」として、前世こんなことがあった、って情報はあってもいいけど、そこからどうするかは、やっぱり自分で決めるのが一番。なんで、今回始める個人鑑定を飽くまで「前世の話」に特化したのもそれが理由。
ま、もう一つはアタシ自身も周囲の意見聞いても、「…だから、これからこうしなさい、ああしなさい、こうすればうまくいく、これをしなきゃダメなの」みたいな鑑定は正直ウザいし有害かも、って。
占い師にせよコンサルにせよ霊能者にせよ、他人にアドバイスしようとするとどうしてもその人自身の想像力や知識、器の範疇を超えることは言えない。
でも、人はやっぱり、自分のことは自分が一番よくわかってるから、前述のベリーダンサーにしても「リサイクル業、廃品回収が好きなの?おっさんばかりのガテンな世界だけど、飛び込んで仕事にしちゃうの?」って投げかけたら鵜呑みにせず「ああ、そういえば壊れたアクセパーツをもらってリメイクするのが大好きです!これのことです!」って最適解を出せるわけよね。
ってことで、いくつもある前世で関わったことは、鑑定でも占いでもこのあと連載してく自己診断でも、飽くまで得られたキーワードを元に、今世ではやりたいこともやりたくないことも前世に縛られるんじゃなく自分の生きたいように生きる、生きられるんだって、ポジティブに考えてねん!