トランジット(2)天を運行中の「守護星」が何座にいるかで運気は変わる【辛口オネエの西洋占星術】

自分の星座の占いを読んで、たとえば「金星が天秤座入り」ってあったら、金星=魅力運と金運の星。だから、天秤座は金星がいる期間は「魅力アップでモテモテで金運もあがっちゃう」って、単純でアゲアゲな解釈してもいいわけね。

■守護星と他の天体や感受点のアスペクトで星座ごとの運気は大きく左右される

でも、アタシの占い記事読んでくれてる人は知ってると思うけど、天秤座に金星がいる期間ずっとアゲアゲなわけじゃなくて、「天秤座金星と山羊座冥王星がスクエア」とか「天秤座金星と射手座土星がセクスタイル」とか、ある天体がほかのどんな天体(または感受点)とどんなアスペクトを取るかが実はかなり大事なのね。

自分の太陽星座の守護星と、他の天体や感受点のアスペクト「トライン・セクスタイル」だと、お互いのプラス面が発揮されやすい。合、オポジションだと良くも悪くもお互いの本来のパワーが強くなりがち。スクエア、インコンジャンクト(クインカンクス)だと、お互いがイラついて、マイナス面が引き出されやすい。ただ、これは天体や感受点同士の組み合わせにもよりけり。

★相互作用、化学反応etc.人間関係に例えると?

例えるなら、会社の普段から優しい男性上司が、気心知れた、やっぱり優しい男の同僚といるときは気楽でいい人な面が引き出されてお互い楽しそうだし、職場にもなんだか明るい笑顔が溢れる。

でも、その優しい男性上司も、ヒステリックなおばちゃん役員の前に引っ張り出されると、途端に萎縮してオドオドして、さらには普段は大らかなのに、ミスを責められないように部下にもやたら細かくなる。

ヒステリックおばちゃん役員も、男性部下に煙たがられてるのが分かって、ヒステリックに拍車がかかる。

でも、そのヒステリックおばちゃん役員も、超年下の不倫相手といるときは、甘々でセクシーな面が引き出される。

おばちゃん相手にしてるときは可愛い年下ペットくんみたいなその不倫男も、家では奥さんに怒鳴り散らす暴君だったりする、みたいな。

でも、これじゃ比喩がぶっ飛び過ぎててなんのこっちゃ!よね。

ってことで、具体的に守護星とどの天体や感受点がどんな角度取るとどんな運気になりやすいかをざっと挙げとくわね。

■12星座の守護星とアスペクトの影響

まず、知らない人のために12星座ごとの守護星。支配星とも昔は呼んでたけど、今は守護星って書き方の本が多いんじゃないかしら。ちなみにメインの支配星のほかに「副支配星」もあるんだけど、話がややこしくなるからここではメインの守護星(支配星)の話のみね。副支配星の話はそのうちね。

牡羊座は火星。

牡牛座は金星。

双子座は水星。

蟹座は月。

獅子座は太陽。

乙女座は水星。

天秤座は金星。

蠍座は冥王星。

射手座は木星。

山羊座は土星。

水瓶座は天王星。

魚座は海王星。

一番簡単な読み方は、

天を運行中(トランジット)の自分の星座の守護星が、どの星座に入ってるかを確認すること。

自分の星座の守護星が自分の星座に入ってるときが、一番パワーは強くて、プラス面が引き出されやすいわ。

例えば、2017年現在、海王星は魚座にいるけど、これは宗教の教祖が教団本部のある始まりの地に凱旋帰国してるような感じね。自分の勝手知ったる、味方ばかりの環境で100パーセントかそれ以上の力が出せる。

火星が牡羊座なら、サッカーチームがホームに帰ってきてる感じね。観客席はほぼサポーター、審判もホームの熱狂に左右されまくり、多少ラフプレーしても許されちゃうわ、みたいな。

じゃ、次でようやく完結するわね。

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