*有名人占いシリーズでは、文章の読みやすさの観点から、勝手ながら有名人のお名前は敬称略といたしております。
なんか、女が8歳上シリーズが続いてるけど、それ以外の年の差もそのうち取り上げるわね。(あ、でも新しく出させていただく電子書籍に収録のみになるかも)
で、今回は椿鬼奴とグランジ佐藤大のカップル。
https://twitter.com/twintwin000/status/839495481927450624
まずは、椿鬼奴単体ね。
■椿鬼奴の出生図
出生時間は分からないから月とバーテックス(Vx)の位置とハウス分割はダミーね。
そもそも、大酒飲みのギャンブル好き同士で意気投合したそうだから、グランジ佐藤大の評判はヒモだのなんだのと最悪だけど、本人達が幸せなら別にいいんじゃない?と思ったけど、案の定。
鬼奴って「ヤバい旦那、彼氏を選びがちな女性」の典型的な配置持ってたわ。
それは、
太陽オポジションリリス
これね。
太陽は父親や旦那や彼氏で、リリスは相性で重なると情念ドロドロの執着を生みやすいけど、出生図では「ワケありポイント」で、アスペクトを取る天体の管轄する分野にワケありな出来事とか、面倒くさいしがらみを持ち込みやすいのね。
で、面倒でもやめられない、見放せないような執着もやっぱり伴う。
★みんながダメと言うほど「そこが好き」に
ダメ男と分かっても「そこが好き」になっちゃって、しかも、自分が彼を更生させよう!なんて奮起して覚悟決めて付き合うわけじゃなくて「ダメダメのままでいいの、あなたはそのままで。私がいるから大丈夫」ってタイプの女性、意外と世の中に多いと思うのね。
ある意味、共依存というか。「彼には私がいないとダメなの」の状態が心地いいんで、これは逆に、付き合い出したときにダメ男としっかり女だったのが、ダメ男が更生しちゃったら、そのときこそガチで破局しちゃうのよ。
★ダメ男じゃなくなったときこそ危ない
たとえば、グランジ佐藤大のようなギャンブル好きで大酒飲みで、借金もあって結婚は奥さんの金目当てでしょ、みたいに思われる男が、ギャンブルをやめてお酒もやめて、サラリーマンになって毎日品行方正に働き出して借金も完済して、いっぱしの「一国一城のあるじ」的な威厳を持つようになったら?
よほど歳上女房との相性がいいか、そもそも歳上好きでない限り、男として自立して自信を持てた段階で、今度は「自分が守って、養ってやれる若い女」に目を向けることが多いのよ。
これは、歳下の彼と付き合ってる女性は頭のどこかには置いておいたほうがいい事実なんだけど、男って本質的にはやっぱり男尊女卑というか、自分が上でいたいし、上でいられる相手を選びがち。
すごく嫌な話だけど、若いうちに歳上女と付き合って、その人に生活支援してもらったり人脈借りて自分の活動範囲を広げたりチャンスつかんだりして、成功して、若い女にチヤホヤされるようになると、ちょうどその頃、出逢った時は素敵なお姉さんだった彼女や奥さんも歳とってるから「俺、なんでこんなオバさんに尻に敷かれてるんだろう?」って恩を忘れて去ってくやつは、本当に多いのよ。
■占星術的な「若い男の価値観の変動期」とは?
特に、男側は世間でいう婚期とは別に、占星術的にも相手選びの基準が大きく変化するタイミングが25歳過ぎ、29歳前後、35歳前後と3回あるのね。
まず、25歳は、それまでは「金星の年齢域」だったのが、「太陽の年齢域」に変化するタイミング。女性の場合は金星の年齢域が終わっても金星の価値観のままの人も多いけど、男は基本的には25歳からは自分の人生のコアな部分に忠実になるし、太陽が求める方向へ自然に心も足も向かう。
金星は運行上の関係で、太陽とは最大離角が48度で、金星と太陽が合とか同じ星座のことはよくあるのね。
なんで、金星と太陽が合や同星座の男は24歳前に結婚しても25歳以降も似たような価値観で生きるから、歳上と結婚しててもあんまり問題は起きない。でも、金星と太陽の星座が異なると25歳のタイミングで、結婚相手や付き合ってた相手に違和感覚えることが出てくる。
29歳前後は、サターンリターンの影響ね。それまでの人生のジャッジメントタイムで、いらないものを手放させるし自立を促すから、若い男が歳上女に金銭的に頼ってたりすると「自立しなきゃだから、さよなら」ってなる。
35歳前後は、太陽の年齢域から火星の年齢域になるタイミング。火星の運行は太陽と関係ないから、火星が太陽とまったく違う気質の星座にある男だと、このへんで転職したり、相手選びの基準も変わる。
■グランジ佐藤大はもう37歳だし問題なし?
なんだけど、この佐藤大の場合は、鬼奴よりは確かに8歳も若いけど、すでに本人も37歳で、3回の転機は終わってるのよね。なんで、あとは鬼奴側のブチ切れとか、トランジットとか外部的要因で別れる可能性はあっても、彼自身が心から望んで別れるようなことはないと思うけどね。
ちなみに、次のターニングポイントは、ネイタル天王星スクエアでトランジット天王星がやってくる、俗に言う「中年の危機」アスペクトができる42-43歳頃ね。
じゃ、次回は太陽以外も観て行くわね。