この「男性美容師の本音」を読んでくれている女性は、過去に一度は美容師に恋をしたか、もしかしたら現在進行形で片想い中かもしれないよね。となると、もっと踏み込んだ話を聞きたいと思うんだ。
そんな女性のために、今度はより多くのちょっとした疑問に答えるために、Q&A形式にしてみたよ。
Q.担当美容師が無口で気まずいんですが。
A.もともと無口な職人気質。
担当美容師との会話が弾まない、嫌われてるかもしれないと悩む女性は多いみたいだね。でも、これは美容師の彼いわく「気にすることはない」そうだよ。
まず、美容師は最近では「昼間のホスト」なんて言われて、女性客にいかに気に入られるかばかり考えている人もいるらしいけど。(だいたいは店の方針のせい)
だけど、真面目に「いかに、目の前のこのお客様の満足する髪に仕上げるか」に集中している美容師ももちろんいるそうだ。職人気質で、これは美容師だけじゃなく男全般がそうなんだけど「一度に一つのことしかできない」それが顕著な人なんじゃないかな。女性はマルチタスク、男はシングルタスクってよく言うでしょ?接客スキルを学んでるわけだし、会話しつつ手を動かせる男性美容師も多いけど、中には「仕事中は会話ができない!」タイプもいるんだって。
Q.他のお客さんとは笑顔で話が弾んでいるみたいだけど、自分のときだけ無言なんですが?
A.そりゃ、話の合う合わないはある。でも嫌いとかじゃない。
これは男女関係なく、容姿関係なく。同じ趣味や悩み、最近観た映画……。
話が合うほうが楽しいのは確かだけど、話が合わないからって嫌いにはならないから大丈夫だって。(1)でも話したけど、彼らはプロだから、お金をいただいて、大切な髪をお預かりしている限り、大事なお客様で。指名をしてくれてたらより一層、たとえ終始無言でも(苦笑)心の中では「今回も来て下さってありがとう」と思ってるものだってさ。
それから、原因は君の「話しかけないでオーラ」のこともあるそうだ。
『席についてすぐ、スマホをいじりだしたり雑誌に食い入るように読み出したり、じっと目を閉じたり。その美容師が担当についた初回や最初の数回までに、君のほうからあまりコミュニケーションを取ろうとしなかったなら、担当は君が静かな接客を好むタイプだと思っている』
だけだって。むしろ、配慮してくれてるんだね。
Q.最初はどうでも良かったから雑誌を読みふけっていたけど、あるときから担当を好きになって「もっと話したい」と思うようになった場合は?
A.『まずは雑誌から目を上げて、髪の相談でもしていけば自然に会話は増えていくと思う』
さすがにいきなり「そういえば、●●さんは、彼女いるんですか?」とは聞けないよね。「休日は何をしてますか?」なんかも、相手から話を振ってくれないとなかなか難しいと思う。
だけど家でのスタイリングの方法やお手入れについて聞いていけば、ごく当たり前に答えてくれるはずだし(答えないなら、そいつは「クズ!」だって)「僕は家では~~~を使ってるんですけど」と、彼自身の話をしてくれるかもしれない。
いろいろと店販品をオススメされるかもしれないけど、それも決してただ儲けのためじゃなくて、『髪のケアに熱心な女性に、もっときれいになってもらいたいから』純粋に薦めてくれるはずで、出費にはなるけど、店販品を買えばその段階で『美容師の自分のアドバイスを信じて、取り入れてくれた』上客に一段アップできるのは確実だって。
ただ、せっかく会話するようになっても、売り込みばかりで結局儲けしか考えてないクズもいるそうだ。その話もまた今度するね。
とにかく、結論として担当美容師と『会話が弾まなくても、決して嫌われているわけではないから、安心して』