赤ちゃんが生まれると一気になくなるのが、母親の睡眠時間ですよね。夜中でも明け方でも関係なく起きて、泣く赤ちゃん。すごくかわいいのに、その時ばかりは恨めしく思ってしまうものです。そんな状況を、ネントレかもしかしたら変えてくれるかもしれません。今回はネントレとは何か?ネントレはいつから必要なのか?や、私のネントレ体験談を踏まえたデメリットもご紹介します。
• ネントレとは?
ネントレとは、赤ちゃんのねんねトレーニングの略のことです。
トレーニングが成功すれば、赤ちゃんもゆっくりと眠れるようになりますし、その結果お母さんも休めるようになり、どちらにも良い結果になるのです。
そして、やることも難しいわけではありません。ただ、最初の数日は親の忍耐が試されます。
• ネントレが必要なわけ
赤ちゃんが産まれるまで、放っておいても赤ちゃんは眠るものだと思っている方も多いかもしれません。ですが、その子の性格にもよりますが、今までいたお腹の中とは違う環境に慣れるのに時間がかかったりして、睡眠を上手に取れなくなる子も多いのです。
また、母親も赤ちゃんが泣くとその声についつい過敏に反応をしてしまい、それが結果、さらに赤ちゃんを眠るのを下手にしてしまうことにもなってしまいます。
そうすると、夜にしっかりと眠れていない赤ちゃんは、昼間も機嫌が悪く、母親も夜眠れていないために昼間も余裕がなくなると言う悪循環に陥りかねないのです。
それを、解消するのがネントレなのです。
• ネントレはいつからするのがいい?
やり方や本にもよるようですが、早ければ早い方がいいと言うのが、どれも共通です。
ただ、本格的に始めるのは本によって月齢に差がありますので、ご自分に合わせてくださいね。
ただ、早い方がいいというのは、年を重ねれば重ねるほど、今までに作ってしまった習慣に対する執着が強くなるからです。ただ、それでも何歳からはじめても遅いことはないと、私の読んだ本には書いてありました。
私も下の子はネントレを、新生児期が終わった、一月過ぎぐらいから緩やかに始めました。
やはり最初の一月は、母親の体もまだまだ出産のダメージから抜け出せていないので、頑張らなくてはいけないことがしんどいのです。
それに、授乳を頻繁に行った方がいい最初は、眠ってくれても授乳で起こされるので、効果も分かりにくいかなと思います。
緩やかにと言うのは、まずは規則正しい生活リズムを作ることから始めたのです。
規則正しい睡眠は、規則正しい生活リズムから作られるのです。
本格的に始めたのは、3ヶ月過ぎだったと思います。
• 私が実施したネントレの内容
私はいくつか本を読んで、自分達の環境に合わせていきました。
まずは、先程も述べた通り、生活リズムを整えることです。
生活リズムとは、朝起きる時間、食事、あるいは授乳の時間、昼寝の時間、入浴の時間を毎日出来るだけ一定にすることからです。
それと、もうひとつ一月を過ぎてから気を付けていたのは、寝る前の授乳の時、深く寝るまでおっぱいを咥えさせる、あるいはだっこをしておく、と言うことをしないことです。
赤ちゃんは、夜中目を覚ましたとき、眠りに落ちる前と環境が変わっているとパニックを起こし、母親を呼びます。
つまり、だっこで寝かされていれば、再びだっこされることを、授乳中だったのなら、再び授乳してもらえることを、望みます。
なので、寝入りそう、でも完全には寝ていないと言うところで私は下ろしていました。
ここまで出来れば、かなり寝かすのは楽になっています。
次に、夜中に起きたとき、すぐに授乳はしないと言うことです。
夜中に泣けば、授乳してもらえると言う習慣を付けさせないためです。絶対にしないというものではなく、最初は10分20分はトントンをしたり、抱っこしたりしてそれでも無理なら最後は上げても大丈夫です。
でも、一番の理想は、自分が上げようと思った時間になるまでは上げないことです。
そうして、その時間を少しずつ後ろの時間にずらしていくと、寝ていてくれる時間が長くなってきます。
次からが、本格的なネントレです。
寝かすとき、泣いていても、お休みの時間よ~などと声を掛けたら、赤ちゃんのそばを離れます。
最初は1分離れたら、またそばに行って大丈夫よ~と抱きしめたり、頭をなでたりします。
次は5分離れ戻り、次は7分離れ、と離れる時間を徐々に長くします。
これをしていると一時間もすれば、やがて母親がそばにいないことに慣れ、でも近くで見守ってくれていることはわかり、眠ってくれます。
もちろん、その子によります。一時間ほどやっても無理だったら、その日は諦めるなどのことも必要になってきます。
すべても厳密に続けたわけではないですが、私はこんな感じで全体的に緩く行いましたが、それでも一人目よりも総じて良く寝てくれる子に二人目はなりました。
• ネントレのデメリットはあるの?
そんなネントレですが、デメリットはあるのでしょうか?
泣かすことへの不安はもちろんあると思いますが、そのあたりは科学的にはあまりわかっていないようです。ただ、母子ともに寝不足になり、生活全体の水準が下がることとどちらがデメリットが多いのかと言われると、どちらもどちらかなと思います。我が家の場合ですが、泣いたのは本当に最初の数日だけでしたので、それで眠ってくれるようになるのならば、数日は目をつぶってもいいかなと思いました。それに、そのせいで今現在何らかの不都合は起きていないと思います。
親の心の問題ではなく、環境が許さないということはあると思います。
我が家は一軒家で隣の家も離れているため、子供を泣かすことで周りに何らかの迷惑をかけることはありませんでしたが、住環境が許さない家もあると思うので、最後の寝るまで泣かすところは難しい人もいると思います。
・終わりに
参考になったでしょうか?今はたくさんのネントレの本が出ています。それらを実際に読んでみて、自分の考えや、住環境にあるやり方を見つけてみてください。
すべても厳密にできなくても、やらないよりは確実に効果があると思います。
母子ともに睡眠時間を確保して、穏やかな子育てをできるといいですよね。