周囲に迷惑をかけることなんてせず、まっすぐにお互いのことを想いながら着実に愛を育んでいるカップルがいると思ったら、ケンカが絶えないもしくは別れてはヨリを戻すことをくり返す“忙しそうな”カップルもいます。
穏やかに愛情を育んでいくようなカップルと比べ、ケンカや別れなどで“忙しそうな”お付き合いは、さまざまなハプニングが起こるためなんだか刺激的のような気がしませんか? あるときは「もう私、彼とは一緒にいられないんだ……」と、号泣しながら電話をしてきたかと思えば、またある時には翌週にケロッとした表情で「実はヨリを戻したの!」と、報告してきたり。
思わずこっちがツッコミを入れたくなるようなカップルたちは、「別れる」ことで相手の愛情を測るテストのようなもの。
今回は、別れと復縁を繰り返しがちな“忙しそうな”カップルから学ぶべきことをシェアします。
なぜ、別れと復縁をくり返すの?
短いスパンで別れと復縁を何度もくり返すようなカップルによくあるのが、「別れる」と言ってみて、相手の自分に対する愛情を測ろうとすることではないでしょうか。
(「別れよう」と言った本人は)本気で別れるつもりがないのにもかかわらず、ちょっとした気まぐれで「もう、私たち別れたほうがいいんじゃない?」と、一定の期間破局することで相手の気持ちを試そうとします。
「別れている」期間の間は2人のことをよく知る友人たちに相談を持ちかけ、時には「やっぱり私、彼のことがまだ好きみたい」と、涙ながらに訴えることがあるのです。
周囲の友人たちは、はじめの頃は同情してくれたり、「こうしてみたら?」と、的確なアドバイスを送ってくれたりすることがあるかもしれません。けれど、励ましたり的確なアドバイスを送ったりしている周囲も、そのような話を何度も持ちかけられると次第に気疲れしてきます。
別れや復縁をくり返すカップルにとっての「別れる」「別れた」という話題は、2人の愛情を盛り上げるための媚薬のようなもの。そんな媚薬に対して、私たちは真剣に話を聞く必要がありません。
では、別れと復縁を何度も繰り返すようなカップルから学ぶべきこととはなんでしょうか。
1:マンネリ打破のために「別れよう」は絶対にしない
一般的に、恋愛にはドキドキするようなときめきや刺激が大切だとされています。 そのため別れと復縁をくり返すカップルの場合、「別れる」というキーワードを恋愛に盛り込むことによって、2人の関係がマンネリ化してしまうことを防ごうとするのです。そんな2人にとって、「別れる」お試し期間を経て「やっぱり、君のことが好きなんだ」というラブストーリーを演じることで、お互いの気持ちを確かめようとするようです。
はじめの頃は「別れよう」と気まぐれで言ったとしても相手は戻ってきてくれるかもしれません。ただし、相手の気持ちが本当に冷めてしまっている場合には、意図せず本当にお別れしてしまうことも。たとえマンネリ打破のつもりであったとしても、絶対に相手を試すような「別れよう」という一言は使うべきではありません。
2:相手の愛情を試すような「テスト」はしない
その時の気まぐれや相手の気持ちを確かめるために、別れを切り出そうとするカップルは、「たとえ別れたとしても、相手はまた私のことを見てくれるはず」という淡い期待があるのです。
そのため、別れた後も相手の連絡先を削除するようなことはほとんどありません。
もちろん、人によっては感情が高ぶって電話番号を消すことがあるかもしれません。ただ、相手の連絡先を再度入手して、どうにかつながろうと試みるのです。もしくは、ふとした時に2人の思い出を振り返ることができるように、スマホやカメラで撮った2人の思い出の写真を削除するようなこともありません。
けれど、別れをあえて持ち出すことで相手の愛情を試すような「テスト」をするということは、相手のことが好きというよりも「相手のことが好きな私が好き」という状態ではないでしょうか。本当に相手の気持ちを確かめたいのであれば、直接たずねるようにしましょう。
3:ハードルを乗り越えたふたりに酔う
別れと復縁をくり返すラブストーリーを演じ続けるうちに、そのようなカップルは2人だけの世界に酔いしれてしまう傾向があります。そうして、「やっぱり2人で一緒にいなくてはいけないんだ」という、絆が芽生えていくようです。
本来、「別れる」という選択肢は、カップルにおいてもっとも重く、そしてインパクトがあり、覚悟が必要になる言葉。口にするには相当な覚悟がいるからこそ、何度もくっついたり離れたりするようなことはしないはずです。
そのため、別れと復縁をくり返すカップルの場合、結局のところ結婚することもあるのです。つまり、なんだかんだ2人の相性はバッチリだということへ
もし、あなたの周りに別れと復縁をくり返すようなカップルがいた場合、真剣に相談に乗り続けていると次第に疲れてしまいます。もし、そのようなカップルからの相談を何度も持ちかけられるようならば、「へえ〜」「そうなんだ」と、話をなんとなく聞くフリをするだけにしましょう。