「ハフレ」をご存じですか。ハフレがいることで日々のモヤモヤがすっとするそうですよ。ハフレが熱いのはわかっても、ハフレというワードそのものが初耳の人もいるでしょう。
この記事ではハフレとは何か、ハフレを求める心理やハフレの作り方について紹介します。
ハフレとは?ハグしたい男女の心理
ハフレ(はふれ)は、ハグする友達を意味する言葉で、ハグフレンドの略語です。
異性の友達を指しますが、ふたりに肉体関係はありません。「何がいいの」と違和感を覚える人もいますよね。
ハフレを求める男性心理は、女性特有のぬくもりを感じたいところにあるようです。
柔らかい体を抱きしめることで、日々のストレスを緩和させたいのでしょう。また、頼れると位置づけられているタイプの男性はパートナーなどに弱みを見せられないため、ビジネスライクなハフレを求めるようです。さらに、なかにはムラムラする気持ちを寸止めするドキドキ感を楽しむ男性もいます。
ハフレを求める女性心理は、純粋に安心感を得たい人が多い傾向です。
ハフレを求める女性の多くは肉体関係への発展を求めていません。10代の女性のなかには「ハフレくらいなってあげるよ」と軽くとらえている人もいるようです。
社会人の女性では安心感など自身の目的を達成するために「ハフレ」と位置づけ同意させ、ハグからキスやセックスといった行為に発展しないようストッパーをかける人もいます。
ハフレを求める心理は男女で少しとらえ方が違いますが、共通するのは誰でもよいというわけではない部分です。
生理的に安心感が得られるタイプで、誘えばすぐに会える人を求めます。
ハフレのメリット
ハフレのメリットについて解説します。
人のぬくもりを感じられる
ハフレのメリットとして、恋人がいなくても人のぬくもりを感じられることがあげられます。性欲とは別で、私たちは抱きしめてほしいと思うことがありますよね。特に無償の愛は心が豊かになるでしょう。何かを求めるわけでもなく、ただ抱き合うだけで日々のストレスを緩和できるでしょう。
安心感を覚える
幼いころ親に抱きしめられて安心感を覚えた記憶があるでしょう。ハフレと抱きしめ合うことで、日々のストレスや不安を解消できます。
気持ちを切り替えられる
気持ちを切り替えられるという意味でも、ハフレにメリットはあります。
仕事や趣味などで気を張り続けているとストレスが溜まりますが、ハフレの存在によって癒しや安心感が得られ、メリハリのある生活ができるでしょう。
都合がよい
言い方はよくありませんが、ハフレは都合のよい、必要なときだけ求められる相手といえます。
駆け引きする必要はありませんし、相手から束縛もされません。約束して会い、何気ない会話はするでしょうが、目的はハグですから何の準備も要らない、楽な関係ですよね。
パートナーにハグを求めると、その勢いで性行為に発展する可能性がありますが、ハフレと位置づけし相手もそれを認識している間柄においては安心して呼び出しハグできるのです。恋人ではないけれど、時には恋人以上に存在がありがたい関係ですね。
恋愛したくないときによい
婚活・恋活と騒がれるなか、パートナーは要らないと考える男女は少なくありません。
SNSなどを見ても、仕事やプライベートを充実させたいからハフレで十分と発言する人もいます。恋愛していると大小関係なくトラブルはありますよね。
そういった面倒はハフレにはありません。
お互いの利害が一致すればさっぱりとした関係が築けるので、ハフレを作るメリットがあると考える人も多いのですね。
恋人になれる可能性
はじめはハフレでも、信頼関係を築いていくと恋人になれる可能性があることからハフレはメリットと考える人もいます。
ハフレは居心地がよい関係なのですから、ハグしているうちに相手のよさに気づきそのまま恋愛に発展する可能性もありますね。
好きな気持ちや性欲を抑え、相手が肉体関係を許してくれるタイミングを待っている人もいるかもしれません。
ハフレのデメリット
次に、ハフレのデメリットについて解説します。
セフレに発展する可能性
前項でも説明しましたが、ハフレという関係を築きつつ、実はセフレに発展するのを待っている人もいます。一度体を許すとハフレとはいえませんよね。会えば肉体を求められる、相手にとって都合のよいセフレになる可能性がありますよ。
軽い人と勘違いされる可能性
なかにはハフレの存在を公言している人もいますが、ハフレがいることで周りに「軽い人」と勘違いされる可能性があります。ハフレに対するこだわりがあっても、周りがそのようには見ませんよ。「恋人でもない人とハグだけの関係なわけがない」と考える人は多い傾向ですよ。
相手のパートナーとトラブルになる可能性
既婚者や恋人がいるハフレは、時として相手のパートナーとトラブルになる可能性があります。前項でも説明しましたが、ハグだけの関係で済むわけがないと考えるからです。逆の立場になると、パートナーの気持ちがよくわかりますよね。ひどい場合、社会的に不利な立場になることもあるので、パートナーがいるハフレとのつき合い方には注意が必要ですよ。
ハフレを好きになり悲しい結末になる可能性
はじめはビジネスライクな考えでハフレになったものの、ハフレを好きになり悲しい結末になる可能性もありますよ。
ただハグする仲ですが、体を密着させるのですから情が移ることもあります。残念ながら、ハフレを理解している人ほどハグ以上を求めません。パートナーがいる相手は特にさっぱりしています。その考えを無視して気持ちを伝えた時点でハフレの関係は保てなくなるでしょう。
好きという気持ちをグッとこらえハフレを続けるのは悲しいですね。
ハフレの作り方
ここで、ハフレの作り方について説明します。
マッチングアプリやSNSでハフレ募集するほうがさっぱりとしていてよいと思う人もいるでしょう。たしかに純粋にハフレを求めている人もいますが、なかにはそれ以上の関係が目的の相手もいるので、そういったところでハフレを探すのはおすすめしません。予期せぬトラブルに巻き込まれる可能性がありますよ。
安心して身を任せられるハフレは身近なところにいます。例えば、友達や職場の同僚などがあげられます。長く相手を見ていると、その人柄がよくわかりますよね。自分に特別な好意を抱いていない人(友達として仲のよい人)で、気が合ったり安心感を得られらりする人はいませんか。
そんな人が見つかったときは「ハフレって知ってる?」と話を持ちかけてみてください。
相手がポジティブな発言をした場合はチャンスですよ。急にハグすると相手に恋愛感情を抱かせる可能性があります。
恋愛感情がない「ハフレ」を成立させるために、はじめにハフレとは何かを具体的に説明したうえで誘うようにしましょう。
最後に
ハフレがいることで日々のストレスが緩和されるメリットがあります。ただ、ハグは情が移りやすいといわれているので、ハグ以上を求められたり自分が相手を好きになったりする可能性があります。
ハフレを作るときはその目的を明確にし、ハグ以上を求めない相手を探しましょう。また、ハフレは一般的に認知されにくく疑いを持たれる傾向があります。ハグする場所など相手とルールを作り工夫することで、よりよいハフレ関係を築けるでしょう。