心から素敵なパートナーとの恋愛を楽しんでいるときは誰だって、本当に幸せな気分になれるものではないでしょうか。
ですからシングルの女性の場合、「パートナーがいれば、私は幸せになれるのかな」「素敵な女性は、仕事も充実していてパートナーがいることがステータス」といった気持ちになることがあるかもしれません。
けれども、私たちの幸せはすべてが恋愛と関係あるものなのでしょうか。
そこで今回は、幸せがすべて恋愛に通じているわけではない理由をシェアします。
1:恋をしただけでは、美人にはなれない
外見、性格、学歴や仕事などといった何かしらのコンプレックスがある人の中になかには、「パートナーがいたら、私のコンプレックスも癒されるんじゃないか」と考える人がいるかもしれません。
けれど、私たちはそれぞれ自分自身に似たパートナーを選ぶ傾向があります。
たとえば、あなたが自分のキャリアに自信がなかった場合、自然と同じようなコンプレックスを持った人たちが周囲に集まるようになっていきます。
対して、あなた自身が公私ともにキラキラと充実した生活を送っていると、あなたの周囲には同じように自分の人生を心から楽しむ人たちが集まってくるようになっていきます。
ですから、コンプレックスを相手に解消してもらおうという気持ちを持ちながら過ごすのではなく、「自分が男だったら、こんな女性がいいな」という理想の女性像にむかって努力を重ねてみてはどうでしょうか。
その努力はすべてあなたの財産になります。
そして、その財産が増えていけば、出会う男性もどんどん変わっていくはずですよ。
語学や資格の勉強を頑張るもよし、趣味のヨガやダンスを極めるもよし。まずは、素敵な男性に愛されるための努力を心がけてみてはどうでしょう。
2:恋をしただけでは「リア充」になれない
インスタグラムやフェイスブックなどのSNSに、デートのたびに楽しそうな写真ばかり投稿をしているのを見かけると、羨ましさやちょっぴり僻みの気持ちが芽生えることがあるかもしれません。
また、美男美女のカップル読者モデルの写真を見るのが好きな方であればもしかすると、「ああ、私もこんな風に恋をできたら幸せなのに」と、思うようになるかもしれません。
けれど、人によっては「彼氏との写真を投稿することで、“リア充”な自分の姿を見せつけたい」という願望に発展してしまうことも否定はできません。
もしくは、自分のステータス目的だけで彼氏を探しはじめてしまうことになるかもしれません。
デートのたびにSNSに投稿をしていた場合、ケンカや破局になってしまうと更新がピタッと止まってしまいます。そのため、周囲にも知らず知らずのうちにあなたとパートナーとの恋愛状況がリアルタイムで筒抜けになったり、詮索されたりしてしまう可能性があるので気を付けましょう。
(すべてオープンに発信したいのであれば、話は別ですが……)
3: パートナーは「便利屋さん」ではない
家族と仲があまり良くない時期や友人との何気ない一言などで悩んでいるときは特に、心にぽっかりと穴が空いたような気持ちになることがあるかもしれません。
そのようなタイミングであなたにパートナーができた場合、まるで「この人が私の心に空いてしまった穴をすべて埋めてくれるかもしれない」とった気になるかもしれません。
たしかに、誰かに愛されていると感じられるとすべてが満たされた気持ちになります。
けれども、その「彼に愛されている」という気持ちだけでは、家族や友人などとのトラブルや悩みを解決してくれる直接的なきっかけにはならないのです。
また、パートナーはあなたの周囲で起こっている問題やトラブルを解決してくれる「便利屋さん」ではありません。
私自身も過去には、「パートナーさえいれば私は幸せだし、きっとすべてがうまくいく」と信じ込んでいた時期があります。
けれども、実際のところはそううまくはいかないもの。
やはり、自分の周囲で起こった問題やトラブルを解決するのは自分自身なのです。
問題から逃げ続ければ、自ずと問題やトラブルはあなたのことを姿や形を変えながら追いかけ続けます。
そう、恋愛することで必ずしもハッピーになれるとは限らないのです。
4:恋は思い通りにいかないことだらけ
パートナーからの連絡の頻度が遅い、いつも遅刻してきてうんざりなど。付き合い始めた当初は素敵な人だと思っていたのに、あまりにも期待を裏切られてしまうと残念な気持ちになってくるという方もいるかもしれません。けれども、期待とはそもそもあなた自身の価値観だけを基準に相手を評価したもの。そして、その評価基準に沿ってパートナーが自分の期待に応えてくれているかどうかを測っているのではないでしょうか。たとえば、「私は彼を不安な気持ちにさせてしまわないように、こんなにもマメに連絡を取っているのに、彼の頻度はまちまち。なんでいつもこうなるの!?」と、イライラが募っていたとします。けれど、あなたがイライラしてしまうのは「私と同じペースで彼も連絡をくれる」ことを期待しているからこそ。
そして、あなたの中にある評価基準がベースであれば「同じペースで連絡することが当然」だという、パートナーのことを支配しようという気持ちが芽生えてきます。
そうなってしまわないためにも、恋愛に対して過度な期待をしないことが1番です。
期待しないということは、「この人は、こういう恋愛スタイルなんだな。以上。」と、とりあえず認めるということ。
それに、相手に期待しないからこそ、思いがけない彼からの優しさやサプライズがより特別なものに感じられるはずですよ。