「大人の恋愛」ってなんだか憧れますよね~♡「大人の恋愛とは」を考えるうえで、大人になってからの恋愛や大人の恋愛の進め方、大人の恋愛の距離感の取り方を知ることも大切ですが、それらは人それぞれです。そこで、「大人の恋愛とはなにか?」を知る手段としておすすめなのが、「大人の恋愛小説を読むこと」、「大人の恋愛映画から学ぶこと」、「大人の恋愛ドラマを観ること」、「大人の恋愛占いで占ってみること」などです!ここでは、それらの大人の恋愛を学ぶうえでおすすめのものをご紹介の上、「大人の恋愛とはどんなものか」を考えてみたいと思います♪
大人の恋愛小説おすすめ3選
「大人の恋愛」と聞いて、一般的にイメージされるのが「お互いに相手を思いやる」「落ち着いた恋愛」「秘密の恋」だそうです。そこで、この3つの特徴にぴったり当てはまる大人の恋愛小説おすすめ3選をご紹介します。ただせっかくですから、こちらでは純文学の大人の恋愛小説3選をおすすめしたいと思います。
・とぼけた作品名ながら珠玉の短編『じいさんとばあさん』
まず一つめの「お互いに相手を思いやる」イメージに合う大人の恋愛小説のおすすめは、森鴎外の『じいさんばあさん』です。鴎外の恋愛小説と言えば『舞姫』が一番にあがるでしょう。しかも読む人によっては、「これのどこが恋愛小説なの!?」と思うかもしれません。
しかし、森鴎外らしい淡々とした文章からにじみ出ている、じいさんとばあさんが訳あって離れ離れに暮らしながらもお互いを思いやり、30数年の時を経て夫婦として一緒に幸せに暮らせるようになる様子は、素敵のひと言につきます。こちらは短編小説で、無駄な描写が一切なく非常に読みやすいことでもおすすめです。
・あらゆる年代から愛されている作品『センセイの鞄』
次に「落ち着いた恋愛」のイメージに合う大人の恋愛小説のおすすめは、川上弘美の『センセイの鞄』です。37歳の女性と70歳の男性のまさに落ち着いた恋愛がなだらかな時間の流れのなか描かれた作品です。この恋愛小説の一番のおすすめポイントは、「日本語の美しさ」でしょうか。
例えば、「ツキコさん(ヒロインの名前)、デートをいたしましょう」というセンセイの言葉。小説の持つ世界観にピッタリな文体で、あらゆる年代から人気であることが納得できる作品です。
・究極のプラトニックラブ『外科室』
最後に「秘密の恋」のイメージに合う大人の恋愛小説のおすすめは、泉鏡花の『外科室』です。こちらの小説も短編で、読みやすいと思います。「秘密の恋」と言えば、多くの方が持つイメージとして、例えば渡辺淳一の『失楽園』のような官能的なものかもしれません。
しかしこの『外科室』はある種、その真逆の「究極のプラトニックラブ」小説になります。死ぬ間際にヒロインが長年秘めた想いを「あなただから」という言葉で要約して告白して死んでいくのですが、奥ゆかしい古き良き時代の日本女性の恋愛が描かれている素晴らしい作品です。
大人の恋愛小説おすすめ3選ということで、大人に因み純文学をご紹介しました。では次に、大人の恋愛映画をお伝えします。
大人の恋愛映画でおすすめはどれ?
大人の恋愛映画って、それを見る年代により感想が変わるから、非常に面白いですよね。
おそらく若い頃は、「私も大人になったら、こんな大人の恋愛がしてみたい♡」みたいな憧れの気持ちが強いですが、これが年齢を重ねて行くと「そうそう!それそれ」みたいな共感となり、もう少し上の年代になると、「そういえばそうだったよね〜」みたいになるようです。
そんな大人の恋愛映画のおすすめですが、恋愛映画は、洋画にも邦画にも素晴らしい映画があるので、洋画と邦画の二つに大きく分けてご紹介します。まずは邦画以外の大人の恋愛映画で特におすすめの作品からご紹介します。
・やっぱり王道中の王道『ローマの休日』
年代を問わず、ほとんどすべての女性が一度は観ていると言っても過言ではない、不朽の名作『ローマの休日』は、大人の恋愛映画で一番のおすすめ作品として知られています。
ヒロインを演じるオードリーヘップバーンの気品ある美しさ、可愛らしさ、おしゃれなど、どれをとっても女性として学ぶべき点がたくさんあるので、もしまだ映画を観たことない方がいらっしゃれば、ぜひ観ていただきたい大人の恋愛映画です。
・最後は泣きます!『街の灯』
こちらも言わずと知れた喜劇王チャールズ・チャップリン監督の名作になります。「喜劇王の映画が大人の恋愛映画のおすすめ?」と首を傾げられるかもしれません。
しかしこの映画の中で流れている、愛しい人への優しさや温かさ、思いやりは大人の恋愛映画ならではの空気感ということで、かなり高い評価を得ている作品になります。こちらの映画は無声映画ですが、それでも十分に楽しめるところもおすすめポイントです。
では次に大人の恋愛映画の邦画でおすすめについてですが、大人の恋愛映画の邦画はやはり、邦画ならではの情景の美しさと心理描写の細やかさは外せないところでしょう。ですから、その辺りも兼ねた大人の恋愛映画の邦画でおすすめをお伝えします。
大人の恋愛映画で邦画のおすすめはなに?
大人の恋愛映画の邦画は、極上のエンターテインメントだと考えられています。なぜならば、大人の恋愛映画として素晴らしいだけでなく、作品全体に流れている空気感や背景までもが美しいからです。ここではそんな大人の恋愛映画の邦画の中でも特におすすめの作品をお伝えします。
・映画化は不可能と言われていた『春の雪』
本品は、大人の恋愛小説でもおすすめしたかった、三島由紀夫の遺作『豊饒の海』の第1巻「春の雪」を映画化したものになります。「春の雪」は、三島作品の中でも特に人気の高い作品の一つで、文体も非常に典雅で美しく、まさに極上の大人の恋愛小説になります。
こちらの作品はタイトル通り、非常に淡く美しい明治時代の貴族の悲恋が描かれています。こちらを大人の恋愛小説の邦画としておすすめした理由は、情景の美しさだけではなく、おそらく大人の恋愛でしかありえない「禁忌」が描かれているからです。
・大人の恋はかくも美しいものなのか?『外科室』
皆さんは「サユリスト」という言葉を聞いたことがありますか?日本を代表する大女優吉永小百合さんのファンのことを指す言葉です。大人の恋愛小説でもご紹介した泉鏡花の『外科室』を女方の第一人者坂東玉三郎が監督、ヒロインを吉永さんで映画化された作品になります。
とにかく吉永さんが美しい。映像も美しい。ほのぼのした大人の恋愛もいいですが、こちらの作品の場合、恋愛が死で昇華されるのですが、こちらも大人の恋愛特有の結果でしょう。以上より、大人の恋愛の昇華がこれほど美しく描かれている邦画は、この作品をおいてほかにないと言われていることもあり、大人の恋愛映画の邦画としておすすめしました。
大人の恋愛ドラマでイケてるのはどれ?
大人の恋愛ドラマは数多く存在しますが、その中でも特にイケている大人の恋愛ドラマとは、いったいどんなドラマがあるのでしょうか?ここでは、大人の恋愛ドラマでおすすめの作品をご紹介します。
・あなたの結婚観が変わるかも!?『結婚できない男』
阿部寛さんが主演のドラマで、続編が決定したことでも話題となった作品です。およそ10年前の作品ですが、その当時の結婚観を問う話題作でした。また阿部寛さんが、偏屈で独善的で皮肉屋の変わり者なのに、どこかほっておけないところもあるという難しい役どころをうまく演じ切っているところもドラマの魅力の一つでしょう。
話題は重いけれど、話としては面白く、息抜き的にみられる点で大人の恋愛ドラマとして、イケている作品として捉えられているようです。
・「ムズキュン」ブームを巻き起こした『逃げるは恥だが役に立つ』
こちらの作品は、新垣結衣さんの可愛らしさが炸裂していたり、主題歌『恋』のダンスが大ブームを巻き起こしたりしたことで影が薄くなっていますが、実は仕事と恋愛、結婚のあり方を世の中に問うた社会派ラブコメディーです。
大学院卒女性の就職の難しさ、事実婚、恋愛の意思疎通の不得手さなど、ドラマの背景がなかなかヘビーなのに非常に明るいタッチで描かれている点から、まさに大人の恋愛ドラマでイケている作品という評価を得ているのでしょう。
やっぱり大人の恋愛占いはおさえておきたい!
恋愛占いと言えば、小学生から中学生ぐらいの子どもの間で流行っているイメージがあるかもしれません。いつの時代でもだいたい、小学校高学年から中学校のいわゆる思春期のお子さんの間で流行っているように思います。
しかし大人だって恋愛占いに興味があります!ですから大人の恋愛占いもいつの時代も変わらず普遍的にあるのでしょう。では子どもの恋愛占いと大人の恋愛占いでは、何が違うのでしょうか?
それは「恋愛感情がより複雑になるので、占いの内容もより複雑になる」点でしょう。具体的に大人の恋愛の悩みをあげると、年下の彼との恋愛や不倫、略奪愛や浮気など、他人に相談するのは憚れる内容ばかり。なので、他人に相談するよりは、もしかすると大人の恋愛占いで自分の進むべき道を決めて貰う方がいいのかもしれません。
大人の恋愛占いはWEBや対面式、我流などいろいろ方法はあるでしょう。ただ、WEBの大人の恋愛占いが忙しい大人には、もっとも手軽でおすすめです。
大人の恋愛の距離感の取り方とは?
皆さんは子どもの恋愛と大人の恋愛で大きな違いはなにだと思いますか?いろいろな意見がありますが、一般的に「距離感の取り方」というのが大きな意見の一つになっているようです。では、「大人の恋愛の距離感」とは具体的にはどんなものなのでしょうか?
例えば、大人の恋愛の場合、「好きだからずっと一緒にいたい」というよりは、「信頼関係が構築されているからお互いの気持ちを尊重し合い、“つかず離れず”の絶妙な距離感で成り立っている恋愛」が、大人の恋愛の距離感だと言われています。
自分の「好き」という気持ちだけですべてを押し通すのは、独りよがりな行為であり、大人からすれば恋愛ですらありません。
一方、大人の恋愛は「相手を想う」ことから始まります。つまり、たとえどれほど好きであっても、一人で過ごしたいときは誰にでもあると思います。そのような相手の心の機微を捉え、合わすことができるのが、大人の恋愛であり、大人の恋愛の距離感なのです。
大人の恋愛の進め方について
大人の恋愛の大きな特長として、距離感の取り方をご紹介しましたが、他にも大人の恋愛ならではの特長があります。それは、「恋愛の進め方」です。では大人の恋愛の進め方とは、どのようなものなのでしょうか?大人の恋愛の進め方と一般的に認識されているのは、
・相手のことを尊重し、対等の立場で接する
・気が付けばいつも傍にいた、くらいのナチュラルなかたちで進行する
・感情で行動するのではなく、あくまで理性を保った対応
などになります。つまり大人の恋愛とは、あくまで自然な流れに身を任せ、なにが起こっても感情ではなく理性的に、相手の気持ちを尊重しながら進めていくものと理解されているようです。確かに、大人の恋愛の進め方に「自分本位」や「感情的」などというものはなく、そこにあるのは「寛容」や「慈愛」といった精神の高みのような気がします。
大人になってからの恋愛は難しい!?
大人になってからの恋愛は一般に難しいと言われています。あるアンケートによると、8割以上の方が「大人になってからの恋愛のほうが難しい」と答えているそうです。なぜ多くの方は、大人になってからの恋愛を難しいと感じているのでしょうか?その理由を下記にまとめてみました!
・結婚を意識しすぎるから
これは特に女性にありがちなことですよね。女性は結婚の先に「出産をどうするか?」があり、出産したらしたで「何人出産するか?」という人生の大きな選択があります。しかも出産可能年齢のこともあり、女性が結婚を意識するのは当然のことでしょう。
ただ、特に若い男性は女性ほど結婚に対する意識は高くありません。そのため、女性の結婚願望を男性にぶつけても「暖簾に腕押し」状態になり、その結果「大人になってからの恋愛は難しい!」となってしまうようです。
・仕事があるので
これもよく分かります!世間では「働き方改革」なんて言ってますが、たとえ自分の仕事が片付いていても、上司が帰るまでは帰りづらい空気があるでしょうし、仕事でトラブルが発生したら、会社に残ってでも片付けて帰らなければなりませんよね?
そうなると、だんだん相手への連絡が減っていき、いつの間にか疎遠になってしまうものです。こちらの場合、仕事という不可抗力がかかる、ある種本当に「大人の恋愛は難しい」パターンかもしれません。
・素直になれないから
これもある種大人特有の現象ではないでしょうか?大人になればなるほど、いろいろな経験をして知恵がつき、プライドが高くなります。その結果、たとえ自分が悪いと自覚をしていても、謝る前に小手先でごまかしたり、なかったことにして知らんぷりをしたりするなど、なかなか素直になれません。
しかしこれでは、その場ではごまかすことができたとしても、信頼関係の面で揺らぎが生じます。それが積もり積もると、最悪の場合、別れになるかもしれません。大人にとって素直になるのはとても難しく、ましてやそれが大人になってからの恋愛となると、さらに難しいことのようです。
ただ、逆にあなたが精神的にも大人ならば、相手の気持ちが思いやることができ、きっと素直になれるはずです!
ではズバリ!「大人の恋愛とは」なんですか?
ここまで読んでいただいてきっと分かってくださったと思いますが、大人の恋愛とは、下記にまとめたような内容になります。
・相手を尊重し、あくまで対等の立場
・落ち着いている、感情的にならない
・一見平和だが、心中の想いは熱い
上記の特徴から、「大人の恋愛とは」という話題になったとき、「難しい」とか「相手の気持ちが分かりづらい」という感想が出てくるのでしょう。
その一方で、「大人の恋愛とは、憧れ!」とか「大人の恋愛がしたい♡」という感想があるのも、子どもの恋愛とはひと味もふた味も違う“深み”があるからではないでしょうか。
【終わりに】
大人の恋愛は特別なものではありません。むしろ、大人という立場になったとき、大人の恋愛ができなければ、大人になりきれていない人になってしまいます。つまり大人の恋愛とは、心身ともに大人になった人なら、きっと経験できることなのです。
まずは、精神的に大人になれるよう、内面磨きから始めてみませんか?その先にきっと、大人の恋愛が待っているはずです。