朝の布団って、どうしてあんなに気持ちよく感じるのか、本当に不思議ですよね。「あと5分だけ、いや、できればもうちょっとベッドの上で……」と、ついついベッドから出るのをためらってしまう方も多いのではないでしょうか。
けれど、朝の過ごし方をいつもと少しだけ変えてみるだけで、その日の仕事や家事の効率やあなたの気持ちまでもが大きく変化するかもしれません。朝は毎日、必ずやってきます。せっかくだったら、気持ちのいい1日のスタートを切れるようにしたいと思いませんか?
そこで今回は、気持ちのいい朝を過ごすために取り入れたい7つの習慣をシェアします。
1:まずは、好きな音楽をかけるところから
まずは、あなたの頭のスイッチを入れるために「好きなこと」からスタートさせましょう。あなたが楽しいと思うことや好きなことから1日をスタートさせる。この習慣が身につくようになると、少しずつ1日の過ごし方そのものが変わってくるはずです。
起き抜けにお気に入りのアップチューンな曲をかけたり、軽いストレッチや瞑想をしたり、コーヒーをじっくりと味わうように飲んでみたり。どんなに小さなことであっても、あなたの活力になるものならば、なんでも構いません。好きなことから1日を始めるというルーティンを作ってみてはどうでしょうか。
2:軽い運動をしてみる
運動をしたり、体を動かしたりすることの爽快感や素晴らしさを知っている人は多いはず。けれど、体を動かすことによってあなたにポジティブな変化をもたらしてくれるということに気がついている人は、あまり多くないかもしれません。体を動かすことは筋肉が鍛えられたり、シェイプアップ効果が期待できたりするのはもちろんですが、精神的にもタフになる「心の筋トレ」効果もあるのです。
仕事や家事の前に軽く汗を流す程度の運動やストレッチなどを行うことを習慣にすると、気持ちよく仕事をこなすことができるようになるはずです。また、精神的にもタフになることで、たとえ失敗をしたとしても引きずることは少なくなっていくはずです。
3:1日の「to doリスト」を作成する
皆さんは、1日の予定(to doリスト)をいつも立てていますか?
1日の予定を朝の時点できちんと整理ができていると、その日をスムーズに過ごすことができるようになります。
頭の中でスケジューリングをしている人もいますが、個人的にはやはり紙に書き出すなどして可視化することがおすすめです。紙などに書き出すことで予定を取りこぼすことを防げますし、書き出した方が物事のプライオリティもつけやすくなるためです。
また、前日の夜のうちに翌日の予定を把握しておけば、ゆったりとした気持ちで仕事をスタートさせることができますよ。
4:感謝の時間をつくる
毎日当たり前のように目が覚めて、当たり前のように仕事や学校に行って、当たり前のようにご飯を食べて、当たり前のように眠りにつく。私たちが日頃行っていることはすべて「当たり前」だと思ってしまいがち。けれど、よくよく考えてみると、自分が快適に眠れる家があって、自分を必要としてくれる環境があって、好きなものや好きな人に会えるお金があることって、本当に「当たり前」なのでしょうか? きっと、私たちが「当たり前」だと思っていることすべてが、本当はどれも特別なものではないでしょうか。
1日に5分間、「感謝の時間」をとるところから始めてみましょう。これは単にあなたの気分がよくなるだけではなく、普段は「当たり前」だと思っていたことのありがたみや尊さに気がつけるようになります。また、嫌いな人やアンラッキーなことに対しても、そこから学びや気づきを発見できるようになります。
5:メール返信に時間を割きすぎない
午前中は、前日までのメールチェックに追われるという方が多いかと思います。けれど、メールの返信ばかりに気を取られてしまうと、せっかくの集中力が削がれてしまう可能性があります。
朝からメール返信やSNSばかりに気を取られてしまわぬよう、確認する回数を減らす方法を検討するなどして、情報に溺れないための対策をとることが大切です。
6:「1番大切なこと」から始める
どれだけ朝は気持ちよく仕事をスタートさせることができたとしても、午後になると急にやる気がなくなってしまうことがありますよね。人間は誰でも、時間とともにモチベーションを維持することや自制心が低下していくという研究結果があるほど。
ですから、朝一番には「1番大切なこと」からスタートさせましょう。当たり前のことかもしれませんが、当たり前のことを徹底するようになると、仕事の能率は一気に上がるはずです。
7:瞑想を日常に取り入れる
瞑想というと、なんだか高尚なものだったり、とっつきにくいと感じたりする人がいるかもしれません。
けれど、呼吸を整えることに集中して瞑想の時間を日常に取り入れると、頭や心の中を整理することができます。頭や心の中がさまざまな感情で埋め尽くされすぎてしまうと、物事に対して懐疑的になったり、心に余裕がなくなったりしてきます。そんなとき、瞑想の時間を日常に取り入れるとざわついた気持ちや頭の中にある雑念を取り払うことができるようになります。
瞑想は2、3分行うだけでも効果はあります。少しだけ心静かに呼吸だけに意識を向けるようにする。その習慣が身につくだけで、感情の整理や物事の本質を見極めることがグッと上手になっていくはずですよ。