公園や職場近くにケバブの屋台が来ることが増え、仕事の合間に買いに走る人もいるでしょう。ケバブが気軽に食べられるようになりましたが、ダイエット中は毎食のカロリーが気になります。ケバブは具材や挟むパンによってカロリーが異なるため、食べるならできるだけヘルシーなケバブを選びたいでしょう。
今回はケバブのカロリーについて、具材やパン・トルティーヤのカロリーやダイエット中の食べ方について解説します。
ケバブとは
ケバブは中東で食べられている肉料理の総称です。イスラム教徒が多い中東ではラムやマトン(羊肉)を用いることが多いのですが、日本ではチキンやビーフでケバブを作っている店が多いでしょう。
ドネルケバブとは回転させた肉のことです。薄切りにした肉を合わせ調味料に漬け込み、専用の串に牛脂と肉を交互に挟んで重ねていく料理です。シシケバブは串に刺した肉のことです。屋台などで見るケバブはピタパンやトルティーヤ(ケバブラップ)などに野菜と一緒に挟まれていることが多いですね。
ケバブに豚肉を使用しないのはイスラム教徒が宗教上の理由で食べられないためで、日本では多くの店でトラブルを避けるために豚肉以外の肉を使用するようにしています。
ケバブのカロリー・脂質・糖質は?ダイエット中に食べてよいもの?
まずはケバブに使用される肉のみ(100g)のカロリー・脂質・糖質について知りましょう。
- チキン(鶏胸肉皮なし) 108キロカロリー・脂質1.5g・糖質0g
- チキン(鶏胸肉皮つき) 191キロカロリー・脂質11.6g・糖質0g
- ビーフ(牛モモ肉)182キロカロリー・脂質9.6g・糖質0g
- 牛脂(1/2個20g) 94キロカロリー・脂質9.98g・糖質0g
チキンは皮なし・皮つきではカロリーと脂質は大きく変わりますが、肉は栄養価が高く糖質がないのでダイエット中に食べてもよい食材と言えます。ただ、ケバブは調味料に漬け込み牛脂を挟んで焼いていく料理です。その分のカロリーや糖質も頭に入れなくてはなりませんし、脂質が多いので食べ過ぎによる過剰摂取には注意しなくてはなりませんね。
ケバブラップのカロリー(屋台編)
屋台でトルティーヤに包んで販売されているケバブをラップケバブといいます。また、ケバブはピタにも包んで販売されていますね。それぞれのカロリーをチェックしましょう。
- トルティーヤ 1枚 74キロカロリー・脂質1.3g・糖質12.9g
- ピタパン1/2枚 98キロカロリー・脂質1.5g・糖質16g
ケバブを挟むパンとしては、カロリー・脂質・糖質どれにおいてもトルティーヤのほうがヘルシーと言えますね。そこに肉・野菜(キャベツやトマト)・オーロラソースのカロリーが加わります。
屋台のケバブは400キロカロリーから500キロカロリー程度と幅広く考えたほうがよいでしょう。
ケバブはダイエットの味方なの?
ケバブは筋肉を作るタンパク質が摂取できますし、肉自体は糖質がないので、ダイエット向きと言えます。また、最近の研究でダイエットにおいて、カロリーや脂質を重視する必要がないこともわかってきました。
ただ、どの食べ物においても過剰摂取はダイエットになりませんよ。また、トルティーヤなどに包まれているケバブを食べるときは糖質を摂取していることを忘れないうようにするとよいでしょう。
ケバブをダイエット中に食べる際の注意点
ケバブをダイエット中に食べる際の注意点について説明します。
ケバブのみ注文する
ケバブで注意するべきは糖質の摂取量ですね。屋台で販売されているケバブは、パンで包まない選択が可能なお店もあります。ケバブのみ注文し糖質の摂取量をひかえるとよいでしょう。
ケバブラップのほうがカロリーが低い!トルティーヤを選ぶ
前項でケバブラップのほうがピタパンで挟んだものよりもカロリーが低いということがわかりましたね。トルティーヤかピタパンを選ばなくてはならないときは、トルティーヤ(ケバブラップ)にするとよいでしょう。
野菜豊富なケバブ店を選ぶ
ケバブラップやピタパンに挟まれたケバブを購入するときは、野菜が豊富な店を選ぶとよいでしょう。はじめはトルティーヤやピタパンを食べるのを避け、野菜や肉からゆっくりとよく噛んで食べてください。
ケバブを食べる前にトマトジュースを飲む
屋台で販売されているケバブを食べる前に、コンビニエンスストアなどでトマトジュースを購入し飲みましょう。食前に野菜類を摂取し血糖値の上昇をゆるやかにしておくと太りにくいですよ。
ケバブはカロリーではなく食べ方に注意する
ケバブはカロリーではなく食べ方に注意するとよいでしょう。糖質の摂取量を考えてケバブを食べると、ヘルシーで食べ応えのあるメニューになります。ダイエット中にケバブを食べる際はピタパンやトルティーヤなどに挟まない、屋台で注文する場合はあらかじめトマトジュースなど野菜をおなかに入れてから食べるとよいですね。ダイエット中も食事を楽しみましょう。