くしゃみが臭いのはなぜ?臭い玉って何?原因と対策を徹底解剖!

くしゃみに臭いがあるけど、何だろう?と疑問に思うことがあります。くしゃみの臭いの原因の1つに、「膿栓」がありますが、あまり聞き慣れない言葉かもしれませんね。今回は、くしゃみが臭う原因や対策について、ご紹介しましょう。果たして、くしゃみの臭いの原因はどこにあるか、くしゃみが臭い原因と同時に、対策もチェックしながら一緒に解決していきます。

くしゃみの臭いの原因である臭い玉って?

くしゃみや咳をしたら喉の奥から、白っぽい玉が出てきたという経験があるかと思います。これは、膿栓と言って「臭い玉」と言われているもの。大きさは、1ミリから大きいもので5ミリになるものもあります。これがくしゃみが臭い要因の一つです。

この膿栓は、何とも言えない臭いがしますが、喉の奥にある扁桃腺という部分にできる異物です。扁桃腺は、体内に入ったウイルスや細菌を撃退してくれますが、そこへ細菌の死骸などが溜まってできたものが膿栓。

くしゃみが臭い原因!膿栓が溜まるのはなぜ?

くしゃみの臭いの要因が膿栓であることはわかりましたが、膿栓が溜まってしまうのは何故でしょうか。その原因をいくつかご紹介します。

膿栓の原因①口呼吸

膿栓ができる原因には、色々ありますが、1つめは「口呼吸」です。口を閉じて鼻呼吸をする場合は、鼻にあるフィルターによってウイルスや細菌は入りにくくなりますが、口呼吸の場合は別。口呼吸は、フィルターを通さずに直接口から喉に繋がるので、ウイルスや細菌が入りやすくなってしまいます。

膿栓の原因②ドライマウス

ドライマウスとは、唾液の分泌量が少なくなって、口の中が乾燥することです。唾液の量が少なくなると口の中に細菌が繁殖しやすくなり、口臭の原因に。唾液が多く分泌されれば、自然に扁桃腺にある膿栓が流されますが、唾液量が少ないドライマウスは、膿栓が洗い流されず、そのままに。

膿栓の原因③扁桃腺の炎症

膿栓の溜まりやすさや量は、扁桃腺の状態にも大きく関わってきます。扁桃腺にある「陰窩」というくぼみが、小さければ膿栓はたまりにくいですし、逆に大きければ溜まりやすくなる仕組み。さらに、扁桃腺が炎症を起こして腫れている時は、常に細菌と戦っている状態なので、死骸が出続けます。

くしゃみが臭いのは病気のサイン?

くしゃみが臭うのは、鼻の病気が関連していることもあるようです。その中の1つに、「慢性副鼻腔炎」という病気があります。

風邪の後に副鼻腔にばい菌が入って、炎症を起こすのですが、主に頭痛や鼻水などの症状があります。

その症状の1つの中に、くしゃみをした時にきつい臭いがする場合も。

くしゃみが臭いことへの対策は?

最後にご紹介するのは、くしゃみが臭いことを解消してくれる対策方法です。くしゃみが臭いと相手からの印象も気になるのはもちろん、自分も気にしすぎてしまいます。それを少しでも解消できるような対策方法をご紹介しましょう。

くしゃみが臭い対策①うがい

くしゃみが臭い原因である膿栓を対策する際には、うがいがあります。うがいをする時におすすめなのが、「イソジン」です。イソジンは、感染症の原因であるウイルスや細菌などを殺してくれる効果があるアイテム。その中の有効成分である「ポビドンヨード」がポイントです。

ポビドンヨードは、世界中で使用されている殺菌消毒作用のある成分で、ワカメなどのミネラルの1つでもある「ヨード」と水に溶けやすいように改良された「ポリビニルピロリドン」を混ぜて作られています。うがいをすることで、喉の奥が殺菌されるためおすすめです。

くしゃみが臭い対策②鼻呼吸を意識する

くしゃみの臭いの因である膿栓は、口呼吸を続けることで口の中が乾燥してできるとお話ししました。口呼吸を鼻呼吸に変えることで、細菌やウイルスが直接喉に入ることを防いでくれます。最初は、難しいかもしれませんが、諦めずに続けていると鼻呼吸が主流になりますよ。

くしゃみが臭い対策③鼻うがい

鼻うがいは、鼻の通りを良くする方法の1つ。鼻の通りが良くなることで、鼻呼吸がスムーズになります。細菌やウイルスもきれいに掃除できるので、おすすめの対策法です。最初は、痛かったり、違和感がありますが、何度か行っていると慣れてきて、コツが掴めるようになります。

鼻うがいの方法

・洗面器に2リットルのお湯に0.9%の食塩を混ぜたものを用意します。片方の鼻の穴を抑えながら、洗面器の食塩水をもう片方の鼻の穴から吸い込みましょう。

・吸い込んだ食塩水を飲まないように気をつけながら、同じ鼻の穴から出すが、抑えている方の鼻の穴や口から出しましょう。用意する水はぬるま湯がおすすめです。

くしゃみが臭い対策④病院に行く

鼻咽喉科や口腔外科を受診しましょう。病院に行くと、取り除きながら洗浄してくれます。しかし、膿栓はその時きれいに取り除けてもまたできてしまうので、次にできないように原因を探りながら自分の習慣を見直し、変えていくことが大切です。

膿栓は自分で取り除ける?

膿栓を自分で取り除こうとする方がいますが、NGです。知識もなく、無理矢理取り除いてしまうと扁桃腺を傷つける可能性があるので避けましょう。扁桃腺が傷ついてさらに、炎症などがひどくなってしまう可能性もあります。

最後に

くしゃみが臭い原因である膿栓は、できてしまう前に予防することも可能です。目には見えない部分なので、完全に防御することは難しいかもしれませんが、できないように心がけることはできます。膿栓ができないようにする対策は、普段の習慣にすることができるものばかりなので、ぜひ、1つずつ始めてみることがGOOD。

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