優しい灯りが魅力の蜜蝋キャンドルは炎を眺めているだけでも心が癒されますが、蜜蝋はマイナスイオンを発生して空気を清浄する効果もあります。
蜜蝋キャンドルは自然のもので作られていて、体にも優しくて安心です。
最近はさまざまな蜜蝋が出回っているので、ハンドメイドで自分だけのキャンドルが作れます。
皆さんもお部屋にひとついかがですか?
今回は空気まで癒される「オーガミックの手作り蜜蝋キャンドル」をご紹介いたします。
蜜蝋(ミツロウ)とは?
ミツバチが体から分泌したワックス(ろう)は、ハチの巣の材料になります。
そしてハチの巣を溶かして濾したものが「蜜蝋」です。
黄色い蜜蝋からは、ほのかにハチミツのような甘い香りがします。
蜜蝋キャンドルは煙が少なく、ゆっくり燃えて灯りが長持ちします。
天然素材の蜜蝋キャンドルは普通のキャンドルより少し割高ですが、有害物質が出ないので健康を害する心配がありません。
さらにマイナスイオンを発生して空気を浄化する効果があるので、リラックス効果により一層期待が持てます。
手作りの蜜蝋キャンドル
体に優しい蜜蝋キャンドルは自然志向の人からも人気が高く、最近は手作りする人も少なくありません。
巷のキャンドル好きの皆さんはどんな作品を作っているのでしょうか?
ハンドメイドの蜜蝋キャンドルをご紹介いたします。
蜜蝋キャンドルの作り方
<用意するもの>
* 蜜蝋(未精製のもの)
* キャンドルの芯(たこ糸や麻紐)
* 鍋
* 耐熱容器(ボール)
* 型にする容器(スチールや耐熱ガラス)
* 新聞紙
* カッターナイフ
* 割り箸
* 輪ゴム
<作り方>
①蜜蝋を耐熱容器(ボール)に入れて鍋で湯せんする
②割り箸の両端を輪ゴムで止めて中心に芯を挟む
③芯をセットした割り箸を型にする容器に乗せる
④溶かした蜜蝋を型にする容器に流し込む
⑤熱が冷めて固まったらゆっくりと型を外して完成
ハチの巣を取ってきて溶かすことから始めると大変な作業になりそうですが、蜜蝋はネットやホームセンターで手に入ります。
蜜蝋はブロック、シート、パスティルとさまざまなタイプがありますが、粒状のパスティルや巻いて使うシートタイプが扱いやすいです。
型にする容器は紙コップだと蜜蝋がくっついてはがれにくいので、型はスチール製のものやガラス容器を使用すると良いでしょう。
オーガニックにこだわっている人は、芯に麻紐を使用するのもおすすめです。
ろうそくを直火にかけると発火してしまう恐れがあるので、必ず湯せんして火加減をまめに調整してください(沸騰後はとろ火で)
蜜蝋が冷めて固まったら、優しく型を外して芯の先をカットします。
これで蜜蝋キャンドルの完成です。
簡単!シートを巻くだけの「蜜蝋ロールキャンドル」
①蜜蝋シートと芯を用意する
②ドライヤーで温めながら蜜蝋シートを好きな形にカットする
③芯に蜜蝋シートをぐるぐると巻きつける
④巻き上がったら表面を熱で固定して完成
火を使わず蜜蝋シートを巻くだけなので、蜜蝋ロールキャンドルは誰でも簡単に作れます。
芯にシートを巻きつける時は少し強めに巻くのがポイントです。
シートが巻きにくい時はドライヤーで温めながら調整してください。
最後の仕上げもドライヤーで表面を温めてシートをくっつけます。
蜜蝋に芯を浸す「ディッピングキャンドル」
〜蜜蝋を溶かす行程はこれまでと同じ〜
①芯になる部分を蜜蝋でコーティングする
②芯を引っ張ってまっすぐにする
③固まった芯を溶けた蜜蝋の中に浸す(ディッピング)
④芯を蜜蝋から引き上げて30秒〜1分ぐらい冷ます
〜③、④繰り返し〜
⑤少し熱めの蜜蝋で最後の仕上げ
⑥冷めたら芯の先をカットして出来上がり
蜜蝋はぬるいとたくさんつきますが、熱いとうまくつきません。
蜜蝋がうまく絡まるよう、温度は常に60℃ぐらい(とろ火)で調整しましょう。
最後に少し熱めの蜜蝋で表面を仕上げます。
程よい大きさになったら冷まして芯をカットすれば完成です。
最後に
キャンドルの灯りを見ていると、炎のゆらめきに心が癒されます。
優しい灯りの蜜蝋キャンドルなら、さらに癒し効果が期待できることでしょう。
手作りならデザインもあなた次第!プレゼントにも最適です。
皆さんも世界に一つだけの「蜜蝋キャンドル」を作ってみませんか?