目次【開く】
■元首相銃撃事件の実行犯とされる山上徹也被告の生年月日が判明したから出生図をまず見てみるわね
すでに大々的に報じられてるニュースで、背景事情を知らない人はいないと思うから、事件や被告の口から語られたカルトについての詳細はここでは割愛。飽くまで、被告の悲惨な家庭状況が西洋占星術のホロスコープにも表れているかをまず、見ていくわね。
ちなみに、出生時間が分かっている人の場合は『Asc（アセンダント）』『第4ハウス／4室』『月と太陽の入るハウス・月と太陽のアスペクト』を確認すると、家庭運はだいたい分かるわ。
被告の場合は生まれ時間が分からないからハウスシステムが使えないけど、それ以外の方法で読んでいくわね。
彼の実際の生い立ちからこれまでの情報はこちらを参考にさせてもらったわ↓
「宗教で家庭が崩壊」献金１億円超、死の影に追われた容疑者の半生
【山上被告の出生図】
山上徹也：1980年9月10日三重県生まれ（週刊誌より）
※出生時間不明のため月の度数とハウスシステムは考慮せず
★乙女座17度の太陽・木星ジュノー土星を含む『ステリウム』持ち
山上被告は乙女座17度の太陽から乙女座28度の土星までの間に木星ジュノー、さらにはもしかしたら月もあって、乙女座後半のステリウム持ち。ステリウム持ちは、ステリウムが属する星座や天体の影響がとても強く出て、なおかつその時々で天を運行する天体や感受点の影響も、ある一時期に大きく出るのね。
良い面としては自分の人生で関心を持てる分野や才能を発揮できることの方向性がとてもはっきりしてて、他人からもそれが分かりやすい。もちろん、このステリウムだけじゃなくて他にも自己実現の助けになるアスペクトやタイミングが活かせればだけど、有名人、大富豪はかなり高い確率でこのステリウムを持ってるのよね。
ただ、その「有名になる」のも、彼みたいに犯罪で有名になってしまう可能性もゼロじゃなくて（それはステリウムがあってもなくても、あらゆる人がそうだけど）天を運行する天体や感受点の影響が本人にとって困難な時期が来れば、人一倍辛くなることもあるわけね。
※そんな、彼が生まれてから犯罪の実行犯になるまでに巡ってくる運気との関係は次の記事で話すわね。
★月乙女座なら木星ジュノー土星と合で『母の重圧』に耐えかねた、天秤座なら「気が大きくなる時期」
山上被告の場合は月が生まれ時間次第で天秤座にはなるけど、それは夜21時半以降の生まれの場合ね。それ以前なら乙女座の可能性が高くて、なおかつ乙女座のジュノー木星土星あたりと合の可能性が出てくる。月は幼少期の状態と、その後の私生活面の状況、そして母親像を司る。木星土星ジュノーと合で、しかも乙女座の月となると何かに対して徹底的に、義務感を持って奉仕する母親の存在は彼にとって重苦しくて、幼少期は辛い時代だったんでしょうね。
月が天秤座だったら水星と合で、感情を隠せず表にすぐ出すタイプになって、犯行当日は「気が大きくなる」星回りではあったわね。月が天秤座の可能性もあるけど、もし天秤座だったら母親とは少し心理的な距離を置いて眺めることも出来たと思うから、週刊誌やテレビが報じてる家庭像からすると、月はやっぱり乙女座なんじゃないかと。
★乙女座の太陽と射手座の海王星がスクエアでまさに宗教的な、得体の知れないものに悩まされる青年期
そして、そんな母親の影響を嫌でも受け続けて、男性が自我を出して自立できる太陽の年齢域になると、乙女座17度の太陽と射手座19度の海王星がスクエア。目的を持って突き進もうとすると、不思議な力で……。彼の場合はまさに宗教問題で、暗中模索になりやすい。もちろん、このアスペクトをクリエイティブ方面に活かすこともできたかもだけど、彼の場合は先立つもの、「お金」がなかったわけよね。
★金星と海王星のアスペクトは『楽しみを全て制限・禁止する』マイナーだけど過酷なアスペクト。金星火星もスクエア
彼の金運を司る金星は獅子座2度で、これがまた、射手座19度の海王星とは星座単位ではトラインだけど、アスペクトだと135度。これは『セスキコードレイト』とか『セスキスクエア』と言われる、そのアスペクトを作る天体や感受点の力の発揮を禁止する、厳しく制限して不平不満の元になるマイナーだけど効力の強いアスペクトが出来てるのよね。
彼の金運、そして恋愛も含めた生きていく上で欠かせない「日々の楽しみ」を、海王星（彼の場合は母親がハマってたカルト宗教）が「制限する・禁止する」ことに。
さらに獅子座2度の金星は蠍座7度の火星とはスクエアでもあって、火星の行動力が、金星的な問題（お金がない、日々の楽しみが制限される環境）で阻害される。何がやりたいと思うたび「でも、お金がない」あとはもしかしたら獅子座の金星はプライドが高いけど、さらに乙女座の太陽も天秤座の水星も世間体をとても気にする。お金がなくてもできることがあっても、自分の生まれ育った家庭の問題を振り返ると「恥ずかしくてできない」こともたくさんあったかもしれない。
ほかにもいろいろあるけど、目立つところでこれだけでも過酷な半生だったのは確かね。これ、何らかの外部的な支援があって、早めに家を出ること、母親から離れることが出来ていたらまた違ったんでしょうけど。
★「実行犯」だけど、黒幕は他に？ただの感想ね
ただ、これは現実とは関係なく飽くまで星回りを観ての感想だけど……。彼は確かにカルトに恨みを持つ要因はあったけど、飽くまで「実行犯としてちょうどいい」人生的な背景、赤の他人、マスコミの報道を見聞きして一般大衆が納得するストーリーが出来ているけど、『年単位で恨みを晴らすべく暗殺計画を練り上げて実行する』には、パワーがちょっと足りないんじゃないかな、と。唯一、火星が蠍座で確かに「実行力」はあるんだけど、何かしらお膳立てがなければ、あの場に身を置くことは考えられないんじゃなかったかなーと。
続く。
★関連記事★
フェイクを見破る（3）元首相銃撃の現場にもクライシスアクター、不気味な覆面男
☆告知☆2023年1月占いちょい出し☆【全体運】2022年下半期＋2023年1月の全体運配信スタート！
【12星座の恋愛運☆2022年下半期】電子書籍版の配信スタート！
