ツキと厄（2）【芦屋道顕】嫌なことがあったらすぐ実戦！0円で出来る『厄落とし』3選【霊的護身術】
「今日はなんだかツイてない」と思うことが1つあり、そこで凹んでしまってその後も負のスパイラルにハマる……。人間、長く生きていればそのようなことを一度くらいは経験したことがあろう。（ないならば、おぬしはよほど楽天的なのか、神なのやもしれぬのう）
そのような「ツイてない」ことは（1）で取り上げたゆえ、
ツキと厄（1）泥はね、爪折れetc.そのまま過ごさぬほうが良い「ツイてないサイン」5選
今回はそのようなツイてないことが起きたとき、運気の流れをリセットする簡単な方法、しかも基本的には金のかからぬ方法を5つあげるぞよ。
※「顔を洗う水代がかかるのでは？」などと言う魑魅魍魎はこれを読んでおらぬであろう。昨今、そのような「あげ足取り」も増えているようじゃ。それは魑魅魍魎が現世にうじゃうじゃと迷い込んでいるからであるが、その話はまた別の機会に。
■0円で出来る簡単厄落とし3選
（1）手と顔を洗う・うがいをする・服のほこりを払う・靴の泥を落とすようにトントンとする・髪をとかす
これは目には見えぬが、ツイてない出来事が起きた時にまとわりついた厄を落とす方法じゃ。雑魚の魑魅魍魎もこの方法で洗い流せ、服からも引き剥がせる。靴や足にしがみつく悪鬼も振り払えるぞ。これは特に外出先で、泥はねや虫が顔にぶつかってくる、または嫌な人に会って嫌な思いをしたときなどには特に有効じゃ。
（2）自分の四方を向いて2回ずつ柏手を打つ
柏手は神社や神棚を拝むときに打つもので、他では打つ機会がない、と思うている人が多かろう。しかし、柏手は非常に手軽で有効な、魔を祓う手段の一つ。柏手をパンパンとしっかり音を鳴らして打つと空間は振動する。それで小さな魑魅魍魎や霊の類は散り散りになってしまい、体についた厄も音波洗浄機にチョイとかけたかのように、体から落ちてしまうのじゃ。また、己を取り巻く厄の渦を、四方を向いて柏手を打つことで断ち切れば、ツイてないスパイラルも断ち切れるのじゃ。
（3）近くに明るい雰囲気の神社や仏閣があればその境内に避難し、可能であればお詣りもする
稲荷は除外。さらには、地元民にも打ち捨てられたような寂れた神社や、寺に見えても檀家以外は本来受け入れていないような、境内に墓のある寺、参拝客のための拝殿もない寺などは避けるべし。
それらはツイてないときには逆効果となる。人間から忘れられ朽ちた神社には神を騙る悪霊や眷属がいて、迷い込んだ人間を利用するやもしれぬ。また、檀家によって成り立っている、墓地を抱える寺にとって、檀家以外のふらりと入ってくる人間、信心を持たぬ人間は聖域を汚す単なる邪魔者じゃ。避難すべきは、明るく、誰でも歓迎する神社仏閣の敷地。ツイてないときでも、その境内に入ればなんとなく気持ちが軽く穏やかになるであろう。しばし境内を散歩でもして心とツキが回復するのを待ち、もし参拝できる時間内であれば「0円で」とはタイトルに書いたものの、やはり少しばかり感謝を浄財として、賽銭箱にチャリンと入れるのがおすすめじゃ。
（4）息を深く吐いて吸って、丹田を意識し「バリア」を張る
ツイてないときは、たいてい呼吸が浅くなっており、気の巡りが停滞しているものじゃ。そこで、まずはツイてない運気を全て吐き出すつもりでフーーッと腹の底から息を吐き、もう吐けないというところまで吐き切ったら、今度は腹式呼吸と言われるように、丹田（へその少し下）を意識しながらたっぷりと新鮮な空気を吸い込む。その後はゆっくりと呼吸しながら、自分の身体を卵型のバリアで覆うイメージをする。
目には見えぬが、おのれの気を張り巡らせたオーラのバリアは魑魅魍魎を跳ね除け、邪心を持つ人の邪念や邪気からも守ってくれる。相手が強力であれば完全には防げぬが、軽減はできるであろう。
ちなみにこの卵バリアの方法は、ツイてないことがあったときのみならず、普段から意識して行っておくと、人よりどうも街中で嫌な目に遭いやすい、というおぬしはそのようなことが減っていくぞよ。お試しあれ。
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