■現実社会が騒がしいのは騒げる自由があり騒ぐ意思のある人々がいるから。だけど
ここしばらく、現実社会ではそれが良いか悪いかは別として、長年保たれてきた制度や常識が次々と崩壊し騒がしくなっておるのう。
人間同士が人間社会をより良くしていくためにあれやこれやと策を練り、ときに失敗してもそれは決して悪いことではない。さまざまな人々が意見を口にし行動できる自由がまだ確保されていることの表れじゃ。それがどんな内容であれ、意見を言っている人々はまだ自由意志を持った、そして魂のある本当の『人間』であることも確認できる。
・・・と思うたら大間違い。彼らの中にはすでに魂を抜かれ闇の勢力の傀儡となり、パンデミックに乗じてこの世界を乗っ取ろうと考える闇側に都合の良いことを叫んでいる者もいるのじゃ。
そして、まだ闇側に魂を抜かれず、自分の頭で考え意見を言える人々は、ちょっとでも本当のことを声高に叫べば、勢力を増した傀儡達から一斉攻撃を喰らうてきた。そして、黙らされてしまった。黙らないでいると、さらなる攻撃に出てくることもあった。
そしてまだ魂があり、闇と闘う意思のあった者は残念ながら攻撃に負けてしまった。いや、どれほど強く抗ったところで闇側が「この邪魔な人間を潰す」と決めて傀儡達に指示をしたならば、無駄だったやもしれぬ。
■闇側の傀儡となった人々が魂を抜かれた手口とは？
★生まれる前に親により闇側に売り渡されている
人間は生まれた時には誰もが魂を持っている。しかし、生まれる前からすでにその魂を闇側に引き渡すと取り決めがされていて、生まれてすぐに魂を抜かれてしまう赤ん坊もいる。
ほとんどの場合は貧困ゆえに親が子供を売り渡すなどの悲しき事情がある。赤ん坊や小さな子供は魂が抜けてしまうと人間でありながら野生動物のように理性も分別もなく、食うか食われるか、弱肉強食の獣となり果てる。
それでも見た目は人間であり、人間の言葉を話し人間社会で生きていく。そうとは知らずに彼らのような獣と接した理性ある人々は大変な衝撃を受けるであろう。衝撃で済めばよいが、実害を被ることもあろう。
★魂を持って成長したのに少しずつ闇側に洗脳され、この世を楽に生きられると騙されて魂を抜かれてしまった
魂を持ってごくふつうに成長していたにも関わらず、闇側の存在や代弁者、闇側の喧伝を長年「世の中の常識」として受け止め受け入れていくうちに、魂の声が聞こえなくなり、やがては邪魔に思えてしまった人々もいる。魂はこの世界をより良くするために、闇がこれ以上広がらないようにと叫び続けるが、それが煩わしく思えてきてしまうのじゃ。
「自分の頭で考え、世の中の間違っていると思うことにNOを突きつけていく」ことが、非常に面倒臭く、己の身を危険に晒すことだと考えるようになる。そうなるように闇側が年月をかけて少しずつ、闇側の考えを人々にインプットしてきたのじゃ。
そして、まだ少しだけ魂の声が聞こえていても「うるさい。この声のせいで、世の中の大半の人達が今の世の中に不満はあっても受け入れてことを荒立てずに生きていこうとしてるんだから、私もそうするのが楽。そうしたい。うるさいばかりの魂なんていらない」と、自ら魂の所有権を放棄してしまうのじゃな。
闇側は、魂を持つ人間がどこにいてもその瞬間を狙うていて、そのように魂を放棄するとすかさず奪いにくる。魂を失うと、その人間はそれまで感じていた人間としての大切な感情を全て失ってしまう。良心、同情心、人として社会をより良くしたいと努力する心……。しかし、これらが無くなればこの世での目的はただ、与えられたものを受け入れて面白おかしく生きるのみとなる。魂の声に悩んできた人々は本気で「楽になった」と思うている。
しかし、実際にはかつてのその人間はすでに死んでいるも同じ。肉体も思考も闇側に操られ、駒にされ使い捨てられる。肉体が死を迎えた後、魂のある人間は魂の状態に戻り魂の仲間と再会し、あるいは神などと言われる大いなる存在に戻り至福を得る。しかし闇側に魂を渡してしまったら肉体が死を迎えても魂はすでに闇側の子分あるいは養分となっていて愛しき魂の仲間にも逢えず至福も得られない。楽をしたくて闇側に屈したならば、魂も疲弊しきるまで、闇側にこき使われ続けるのじゃ。
では、闇側に屈せず、この世を取り戻すにはどうしたらよいのかは続きにて！
芦屋道顕の現代の呪バックナンバー
姉妹メディア【ベリーグッド】でも連載★
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