かに座の人の特徴★かに座の神話と星座の話

①かのガリレオが見つけたかに座の話

星占いでは6月22日から7月22日頃の生まれの人はかに座とされています。
かに座は黄道十二宮の中の第四番目の星座です。

この星座の起源は大変古く、いつ頃作られたかははっきりと分かっていませんが、古代バビロニア王国時代の出土品の中にある粘土板にはすでにかに座が描かれています。それほどまでに古く人々の身近にあった星座のようです。

かに座は他の星座と比べて少し地味な星座です。星座を構成する7つの星のうち一番明るいアクベンスでも3.5等星という目立たない光度となります。満月ではその光が消されてしまいますが、新月のように月の光のない夜であれば肉眼でも見えてきます。そんな暗い夜に注目したいのが、かに座のど真ん中に存在するプレセペ星団です。

肉眼では霧やもやのように燃える星の集まりですが、なんと577個もの星々が属しています。
この散開星団が霧ではなく星の集まりであると気付いたのはかの有名なガリレオガリレイでした。
有名な占星学者であり天文学者であるクラウディオス・プトレマイオスはこのプレセペ星団を「蟹の胸にある雲のようなもの」と記しています。
かには胸に卵を抱くことから、実にロマンチックなたとえに聞こえてしまいますね。
まさにかに座にぴったりの星団なのです。

②かに座の神話

かに座のカニは英雄ヘラクレスが踏みつぶした化けカニのことです。
12の難行のひとつであるヒドラ退治を行う際に踏みつぶしてしまったカニが由来となります。大神ゼウスの嫉妬深い妻であるヘラは、ゼウスの愛人の子供であるヘラクレスのことを快く思っていませんでした。
そこでヘラクレスがヒドラと戦っている最中にヒドラの助太刀をするようにと巨大化けカニを送り込んだのです。

しかし沼から出現した化けガニにヘラクレスは全く気付いていませんでした。
ヒドラ退治に集中していたためです。ヘラクレスの足をこっそり切ってしまおうと近づいた化けカニをヘラクレスはあっさり踏みつぶしてしまいました。
こうして化けカニは自らの使命を果たせず死んでしまったのです。

この化けカニを哀れんだヘラが自ら天に上げ星座としたのがかに座です。ヘラの策略に気付くことのないままヘラクレスは無事にヒドラを倒してしまいました。ちなみにヒドラとはうみへびのことです。このヒドラも天に上げられ星座になっています。

③かに座の人の特徴とは?

かに座生まれの人は、感受性が強くて繊細、母性的であると言われています。
これはカニが胸に卵を抱くことから、母親のような性格とされているからです。
人体対応部は乳房であり、胸に大切なものを入れて守るイメージがあります。
家庭を大切にし、人の世話をするのが好きな性格です。
水の星座であることから、感情的ではあるものの人に対しての柔軟性もあり、集団の中で行動する融通性もあります。

しかしカニの甲羅のような用心深さや心配性、神経質な部分もあり、時に些細な問題で心が傷ついてしまいます。
女性特有の強引でがさつな人を嫌う傾向があります。
また大きなハサミで相手をひと思いに切ってしまうような、少女の持つ残酷性も持ち合わせています。
支配星である月や四属性の水の影響から女性性の高い星座とされます。
同じ水の星座の蠍座や魚座とは仲が良く相性も良いとされています。

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