「引き寄せの法則」とは、自分の思考によって望ましい現実を引き寄せる成功法則です。遠い昔から現代に至るまで、この引き寄せの法則を使って成功した偉人たちは数多く存在します。そんな偉人たちが残した名言と実績を知れば、あなたもこの法則を信じずにはいられないでしょう。
感謝することが幸せにつながるとした名言
「感謝の心が高まれば高まるほど、それに比例して幸福感が高まっていく」
この言葉は、松下電器(現パナソニック)の創業者である松下幸之助が残したものです。
友人・仕事仲間・家族に対し、感謝の気持ちを持つことで自分の心は幸福感で満たされ、その幸福感に良いことが引き寄せられる、ということをあらわす言葉です。
彼の実績は、「Panasonic」と記された製品から知ることができますね。
Panasonicのロゴは、街を歩けば目に入り、ご家庭でも多くの人が目にしていることでしょう。
明るく生きることが良いことを引き寄せるとした名言
「財産よりも、もっと貴重なのは、明るい性格だ。困ったことがあっても、笑いで吹っ飛ばしてしまおう」
この言葉は、鉄鋼の仕事で成功し「鉄鋼王」と呼ばれた、アメリカの実業家・慈善家アンドリュー・カーネギーが残したものです。
失敗することがあっても、明るい性格でいると、向こうからどんどん良いことが引き寄せられてくる、ということをあらわす言葉です。
カーネギーといえば、アメリカ合衆国ニューヨークのマンハッタンにあるコンサートホール「カーネギーホール」が有名ですね。
あのコンサートホールは1891年にカーネギーによって建てられたものです。
「真の大人物に会うと、素晴らしいことに、自分まで大人物になれそうな気持になる」
この言葉は、アメリカの小説家マーク・トウェインが残した言葉ですが、大人物が放つプラスのエネルギーが、自分の精神面に良い影響を与えるように、明るく元気な人に会えば自分の心も明るくなるということを教えてくれます。
楽しむことが良いことを引き寄せるとした名言
「面白いから、やる」
この言葉は、自動車メーカーホンダの創業者である本田宗一郎が残したものです。
彼のポリシーは常に「おもしろいことをやる」というものだったといわれています。
仕事にもおもしろさを追及したからこそ、できない理由を探すこともなく、前向きな意識を持つことができたのですね。
このように、プラス思考でいることが、成功や幸せを引き寄せる力となったのだということがわかります。
「好奇心があれば、いつだって新たな道に導かれる」
この言葉は、アメリカのアニメ作家・実業家、そしてディズニーの創業者であるウォルト・ディズニーが残したものです。
何事においても、好奇心を持って生きていけば、良いチャンスを引き寄せ、新たな人生に向かって一歩を踏み出すことができるという意味が込められています。
信じる気持ちが良いことを引き寄せるとした名言
「自分自身を信じてみるだけでいい。きっと生きる道が見えてくる」
この言葉は、詩人・劇作家・小説家・自然科学者・政治家・法律家といったドイツを代表する文豪であるゲーテが残したものです。
一生涯でこれだけ多くの肩書を持つということからも、彼が残したものの大きさがわかりますね。
彼が残した言葉は、自分を信じることができる人が希望を引き寄せるということを教えてくれます。
さらに、彼はこんな言葉も残しています。
「人が、もうほとんど希望を失いかけている時に限って、その人の少し先の未来にいいことが準備されている」
この言葉からは、辛い状況にあるときこそ、人は良いことを引き寄せる力が強まっているということがわかります。
そして、松下電器(現パナソニック)の創業者である松下幸之助は、「私は運がいい」と信じ続けた人だといわれています。
彼は当時、新入社員の採用試験の際、面接の最後に「あなたは自分を運がいい人間だと思いますか?それとも運が悪い人間だと思いますか?」と質問し、「私は運が悪い人間だと思います」と答えた人間は、たとえ試験の結果が優秀でも採用しなかったといいます。
なぜならば、「運が悪い」と思っている人は、良いことを引き寄せることができないと考えたからですね。
偉人たちに共通するものは?
そんな偉人たちの共通点を見てみると、良いことを引き寄せることができる人は、普段からプラスの状態にすることを心がけている人だということが分かってきます。
自分の心に耳を傾け、マイナスの状態に傾いているときは、その心をプラスの方向に持っていくようにすることが大切なのですね。
最後に
このように、偉人たちも引き寄せの法則によって成功を収めてきたということが分かりました。
そして、偉人たちが私たちに残してくれた名言の中から、「感謝すること」・「明るく生きること」・「どんな時も楽しむこと」・「自分を信じること」がいかに大切かを学ぶことができます。