西洋の占いによるとこの11月前半は何年に一度レベルの大変な岐路であったそうじゃな。東洋の暦でも11月7日は立冬であり、その前2週間はあまり有名ではないが「秋土用」で土の気が騒がしくなり人は病気や心の変化を来しやすい、やはり要注意の時期であった。
今はすでに立冬を過ぎて天地の気の大きな変化は落ち着き、11月22日には小雪を迎えるが、ここからは冬の気配濃厚となり、人の心は鬱々としやすくなる。師走も近づき、忙しい日々を送る中でやりたいことも満足にやれず、恋もなかなかうまくいかず、心が落ち込んでいる大和撫子も多かろう。
■「ため息」は霊的にみれば必要なのじゃ!
疲れたとき、なんとなく虚しい気持ちになったとき、「ふう……」「はぁ……」とため息が漏れてしまうことがある。これは、あくびが出るのと似たようなもので、意識してやめようと思っていなければ、いつなんどきでも、気が付けば「ため息をついてしまっている」状況となり得る。
さて、おぬしらもこれまでに一度くらいは経験したことがあるやもしれぬが、ため息をつくとそばにいた誰やらが、
「ため息をつくと幸せが逃げるよ★」
などと、あたかもスピリチュアル的に正しいアドバイスをしてくれることがある。
しかし、それは大きな間違いじゃ。
★ため息は「鬱気(うっき)の排出」つまりは「心の呼吸」であり、デトックスである
あくびが出るのは、脳に酸素が行き渡っていないからと言うが、ため息にも意味がある。
医学的に正しくはどうなのかは分からぬが、少なくとも霊的には「心身のデトックス」の意味があるのじゃ。
特に普段から我慢強く物事をこなし、言いたいことも言えない内向的な人は、体内に「鬱気(うっき)」が溜まりがちである。
鬱気が溜まれば溜まるほど、人はさらに塞ぎ込み、本当に医学的な病気のつく心の病になるやもしれぬもの。
鬱気はストレス発散のためのあれこれで排出できるが、忙しく、また塞ぎ込んでいるがゆえにストレス発散のための行動すら起こせずにいると、限界まで溜まった鬱気を吐き出すべくして、無意識のうちにため息が出てしまうのじゃな。
ため息をついたら、逃げていくのは鬱気であり、幸せではない。
それどころか、ため息を我慢などすれば本当に病気になってしまうやもしれぬ。しかし、それを無邪気を装い「幸せが逃げるよ」などと言って禁じてくる輩は、タイトルにあるように、善意を装って「他人を己の思い通りにコントロールしようとする魔物」なのじゃ。
特に、このようなことを言う輩は、ため息をつく人間の友達や良き相談役を装ってそばにいるが、実のところこやつらこそ悪鬼……もっと分かりやすい用語で言うならば「エネルギーバンパイア」であることが多い。
奴らはそもそも魔界の生き物であるがゆえ、活き活きとした人間は陽気が強過ぎるので近づけぬ。ゆえに、程よく疲弊し、体内に鬱気を溜め込んだ人間が多いほうが好都合なのじゃ。
鬱気を吐き出し、ターゲットの心身が浄化されてしまったら、エネルギーを吸えなくなる。そのため、「ため息をつくと……」などと理由をつけて、そのままの状態でいさせようとするのじゃぞ。
(ため息の一つや二つでは完全な浄化は無理であるが、鬱気を少し吐き出してやる気を取り戻せば、ストレス解消のための行動もできるようになるものじゃ)
★ため息は近くにいる人にはやはり好ましくない
しかし、もしおぬしの家族や恋人、普段から信頼できる親友が「ため息をつくと……」と言うならば、それはそのようにコントロールしたいからではなく、単純に、ため息により吐き出される鬱気を吸い込みたくないという、霊的防衛心によるものじゃ。近くの人がため息を吐いたら、その場にしばしは鬱気が漂う。これを吸いたくない、と思うのはごく当然。
ゆえに「ため息は吐いてよい」のではあるが、人のいるところではやはりやめたほうがよい、ともなる。ため息をつくならば、人のいないところで。
できれば公園など木々のあるところで、ため息を通り越して「深く息を吐き、深く吸う」にできるとよいぞ。鬱気を目一杯吐き出して、木々の生命力を分け与えてもらうのじゃ。
そうして、心身が活力を取り戻したならば、信頼できる友人達とはより良い関係を築け、人の生気を吸い取る悪鬼……エネルギーバンパイアどもとはそろりこっそりおぬしのそばから去っていくであろう。
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