人との関わりの中で、私たちにとって「家族」は一番身近な存在ですね。一番身近ということは、一番大切な人たちということになります。だからこそ、コミュニケーションが大事です。そして一番大切だからこそ「言霊」を大切にする必要があります。言霊とは、言葉に内在する霊力を指します。言霊のエネルギーは毎日のやり取りの中で、家族それぞれに蓄積されます。それが家族一人ひとりの心の健康や、「家族」というまとまりの健康にまで影響を与えるのです。子供の非行や夫の浮気など、いわゆる「家庭崩壊」と思える出来事も、コミュニケーションをおろそかにし続けた結果であることが多いのです。ここでは、家族の絆を強める言霊とコミュニケーション術についてまとめていきたいと思います。
家族の絆を強める言霊は「挨拶」・家族コミュニケーションの重要性について
「お帰りなさい」という言葉は、外から持ってきた汚いエネルギーが除去できると考えられています。
「言霊シャワー」という呼び方もあるように、この言葉一つでお祓いを受けたかのように、気持ちが良くなるのです。
現代においては、子供も大人も忙しい用事に追われており、当たり前の挨拶が出来ていない家庭が多いのはないでしょうか。
部屋に閉じこもる子供や、疲れきって帰宅する夫と妻は、ついつい挨拶をおろそかにしてしまいがちです。
現代の家庭では家族一人ひとりが部屋を持っているケースや、食事の時間もバラバラといった家庭が多くなっています。
中には誰がいつ帰って来たのかを把握していないこともあります。
「ただいま」・「行ってきます」・「いただきます」・「ごちそうさまでした」こういった普通の挨拶が出来ているか考えてみましょう。
挨拶は一方通行ではコミュニケーションとしての意味がありません。
きちんと返事をすることも大切ですね。
時間のすれ違いが多い家庭は、電話やメモを使ってコミュニケーションを取るようにしましょう。
家族の絆を強める言霊の注意すべき使い方
家族のように身近な間柄においては、時として言霊の使い方を間違ってしまうことがあります。
気の緩みから、外での付き合いでは犯さないような間違いを犯しがちなのです。
例えば、疲れているときには強くて否定的な言葉を使ってしまうことがあります。
心配で居てもたっても居られないときにもこのような言葉を使ってしまいます。
そもそも「心配」というものは自分自身の我欲であることが多いといわれています。
家族とのコミュニケーションで大切なのは、優しくて肯定的な言葉を使うようにすることです。
その方が、相手の心に素直に伝わります。
忙しくてイライラしているときに、自分の思い通りにならない家族に対して優しい言葉を使うことは簡単なことではありませんが、そんな時こそ「言霊」が言葉に内在する霊力だということを思い出し、家族という一つのまとまりを守るために、一呼吸置くようにすると良いですね。
強くて否定的な言葉を使う自分も決して気持ちの良いものではありません。
強くて否定的な言葉が家族の心に素直に届かないのなら、言っても無駄なのです。
ですが時には、強くて否定的な言葉を使うことで、ストレスを発散しているつもりの人もいるでしょう。
ところが、それは自分を苦しめているだけなのです。
ネガティブな言葉は、スピリチュアルな世界において「波長の法則」や「カルマの法則」にもあるように、幸せから遠のいてしまう行為なのです。
第二の家族の絆を強める言霊は「お願いします」「ありがとうございます」
家族といっても、夫の両親、妻の両親など、自分とは血のつながりがない家族もいます。
その人たちも第二の家族と考えます。
お互いにたましいは別々のふるさとを持ってはいるものの、お互いにたましいを磨きあっていかなければいけないという点は同じなのです。
ですから、第二の家族間においても、言霊を大切にしましょう。
良い言霊をみんなが使うようにすれば、波風は立たないものです。
「ありがとうございます」・「お願いします」という言葉が大切です。
前項にもあるように、決して、言霊の使い方を間違えないようにしましょう。
嫁姑問題に悩む人の多くは、表現が下手で不器用だといわれています。
言霊を上手に使うことで、このような問題に悩まずに済むでしょう。
この場合も、相手の良いところを見るようにすると良いですね。
相手を理解することは、自分が楽になることに繋がります。
血のつながりが無いからといって、言葉で勝ち負けを争うようではお互い疲れるだけなのです。
最後に
このように、家族の絆を強める言霊、家族間におけるコミュニケーションはとても大切に考える必要があるということがわかります。
いくら、仕事が上手くいっていても、家庭内がギクシャクしていたのなら、心も体も安らぐことができません。
それどころか、家庭が不和だと、上手くいっていた仕事にも悪影響を及ぼす可能性が大きいのです。
家族の絆を強める「言霊」について家族みんなで考えてみたいものですね。