月の光には、人の思考や感情に働きかける作用があるとされます。そして、「恋愛力を高めたい!」、「魅力的になりたい!」といったときにも、月の力を借りることでその願いが叶うことできると考えられているのです。自分磨きに月のパワーをプラスして、内面も外見もより魅力的になりたいものですね。ここでは、魅力をアップさせる月のパワーについて、そして月を活用した魅力アップ法やおまじないについてまとめていきたいと思います。
魅力をアップさせる月のパワーについて
エジプト女王クレオパトラは、湯浴み(ゆあみ)の後で全身に香油を塗り、月光浴でリラックスすることによって美容効果を高めていたといわれています。
実際、月明かりが肌にオイルを浸透させるのを助け、細胞を活性化させることがわかっています。
更に、老化も防ぎ若返りの効果も期待できるというのですから、魅力アップを望んでいる人には是非試して欲しいものですね。
月明かりの下で瞑想をするとリラックス効果が高まり、心の中まで浄化されます。
月のパワーが潜在意識に働きかけ、癒しを得ることができるのです。
また、月光浴は定期的に自分の内面を見つめることにつながり、自分自身を取り戻すことができるため、魅力アップだけでなく、運気アップにもなるのです。
月の明かりは幸せホルモン「セロトニン」の分泌を促す
月明かりには、「セロトニン」の分泌を促す効果があるといわれています。
セロトニンとは、「幸せホルモン」とも呼ばれるもので、心のバランスを整えるものになります。
前向きで明るい気持ちになることができるだけでなく、髪や肌にも潤いをもたらすということが科学的に証明されています。
現代の人たちは、パソコンやスマホの影響による疲れやストレスを抱えている人が多くなっていますね。
だからこそ、月光浴によって心を落ち着けることが大切なのです。
月光浴は良質な睡眠へと導き、美容効果も高めてくれることでしょう。
美しくなるために睡眠はとても重要です。
また、月光浴は邪気を祓う効果も期待できます。
現代社会にあふれる恨みや、嫉妬、悲しみといったマイナスのエネルギーから身を守ってくれるのです。
このようにして、エネルギーのバランスが整うことにより、体の状態を整えることにつながっていきます。
月のパワーを使ったおまじない①満月には月光浴を
月光浴は、月明かりで影ができる程度の光があれば行うことができます。
中でも最も効果的なのは、満月をはさんだ2・3日間です。
この時期は、エネルギーが最も満ちていると考えられています。
時間帯は夜半から午前0時までが良いとされます。
満月はほぼ毎月見ることができますが、インターネットなどで月の満ち欠けを確認しておくことをオススメします。
月齢カレンダー
月光浴の正しいやり方
1. 肺の中にある空気を吐き出します。
2. このとき、自分の中にある否定的な思いや怒り、悲しみ、不安といった感情を吐き出すつもりで行いましょう。
3. 次に、鼻から新鮮な空気をゆっくりと吸い込み、新鮮な空気が体のすみずみに渡ることを感じます。
4. ゆっくりと月の光を感じ、月のエネルギーが体のすみずみを満たし、洗い流すことを感じます。
5. 月光浴の後は、寝るだけというタイミングで行うのがベストです。
6. 月光浴をすることができない場合は、「満月水」を作って飲みます。
満月水とは満月の光を浴びた水のことですが、この水を飲むことで月光浴と同様の効果が期待できます。
このように、満月の月明かりは、人だけでなく物にも影響を与えるものなのです。
※ 月光浴は、屋外でなくても窓越しで行っても効果を得ることができます。
カーテンを開けて月光浴をしやすい環境で行うことがポイントです。
月のパワーを使ったおまじない②柘植(つげ)のクシでツキを呼び込む
クシは、昔から魔除けとされていましした。
髪をクシできれいにすき、整えることを「梳る(くしけずる)」といい、「苦死削る(くしけずる)」という意味になります。
そのため、不運をきれいに落としてくれるものとして考えられていたのです。
柘植(つげ)のクシを使ったおまじない
「最近ついてないな・・」そう感じるときは、クシに香油を数滴垂らし、欠けていく月光の下で髪を丁寧にすいて整えましょう。
「髪は女の命」とされ、万葉の頃から毎日髪を梳る(くしけずる)クシには使っている人の念がこもりやすいと考えられてきました。
好きな人を思いながら、願いごとを唱えながら行うと良いでしょう。
最後に
いかがでしたか?月明かりの下で、月光浴を行うことや、クシで髪をすくという行為は、大昔から願いを胸に秘めた女性たちが行ってきた儀式のようなものであったということがわかります。
その光景を想像するだけでとても美しく神秘的なものに思えますね。
そしてその儀式が現代にも受け継がれるほどのものだということは、月のパワーが本物であるということを物語っています。
現代社会では、忙しい日々の中で、月にはあまり関心が向かなかったという人も多いことでしょう。
ですが、そんな時代だからこそ、月明かりのパワーを敏感に感じ取り、そのパワーを活かすことができるのかもしれません。