恋愛相性を観るための占術はいろいろ。出生図を重ねてお互いの天体や感受点のアスペクトを観るシナストリーがやっぱり基本。いつも出してる「二重円」がそれね。
それでもイマイチ相性が分かりにくかったらハーフサム、あとはそれまで長い間友達でしかなかった二人が急に熱愛関係になったり、出生図の相性ではイマイチなのになぜ?ってときには「今の相性」を観るためのプログレスと、結婚や離婚のタイミングはトランジットなんかも使うのね。
■コンポジットの相性とは?
そして、今回の二人を占うにあたっては、結婚してなおかつ別居とはいえ長続きしたから「コンポジット」っていう手法も使うわね。コンポジットは、相性を観る人達の同じ天体の中間点をとって、新しいその天体の位置とみなす手法。牡羊座1度の太陽と天秤座1度の太陽の2人のコンポジットの太陽は蟹座の1度、って感じね。
青と赤の絵の具を混ぜたら紫になるみたいな、2人が一緒にいて生まれる新たな関係性、カップルとしての一つの性格や運勢傾向を表すもの。
2人だけじゃなくて、3人でも4人でも「チームの相性」を占えるのが面白いところ。だから、「バンド組んでるけど新しいメンバー入れたら雰囲気がめちゃ変わった、なぜ?」みたいなときに使うのよ。
コンポジット図は、前にも紹介した無料で充実したホロスコープが出せる『astrodienst』で作れるわ。
TOPの「出生による、さらなるチャート」をタップするとログインまたはゲストユーザーとして、出生データを入力する画面が出るから、入力して、表示したいホロスコープ(円形チャート)の選択で「合成図(中間点法)を選択すればOK。
これは一緒にいる時間(年月)が長くなるほど有効で、片想いで月に一度しか逢えないとか、SNSやメッセージアプリでやりとりしてるだけとかの2人の相性をこのコンポジットで観てすこぶる良かったとしても、まずは一緒に過ごす時間を思いっきり増やさないと意味ないのよね。
このコンポジットを自分の恋愛に役立てるために観るタイミングとしては、例えば会社が一緒で週5日8時間、実の家族より長く過ごすことになった上司との相性とか、恋人でも毎日逢えるか、同棲話が持ち上がったときとかね。
先に言っちゃうと、出生図の相性が良いけどコンポジットの相性が不穏だったら、それでも結婚したいなら同棲せずにバシッと結婚しちゃったほうがいい。同棲するとボロが出るし、お互いの運命が変化するから。
でも、そうやって結婚したあとでいろいろ苦労するかもだけど。逆に、出生図の相性がイマイチだけどコンポジットの相性がいい場合は、彼と何かしら「共同作業」をする時間を増やして、可能なら同棲しちゃうと離れがたくなったりするわけね。
★コンポジットでは「相手の運命にどう影響するか」が分かる
コンポジットの面白いところは、相性の良し悪しを恋愛関係だけじゃなく「相手の運命にどう影響するか」でも観られるところ。
例えば、仕事熱心で今まですごくうまくいってた彼が、同棲始めたらどんどんダメ男になったとする。彼の元々の太陽は火星と土星とでグランドトラインで「男社会でうまくやっていけて、目上にも認められる」運命の持ち主だとする。
ところが、同棲した彼女の天体配置次第では、コンポジットでの太陽は火星とスクエアで土星とセミスクエア、ついでに冥王星とインコンジャンクトになっちゃう、とかもあり得るわけ。そうなると、同棲が続くほどに、彼の元々の良好な仕事運よりもコンポジットのあちこちから面倒な形で攻められたりトラブルが降りかかったり、目上からネチネチされたりする運勢が優勢になっていく。周囲は「おまえ、彼女と同棲始めたらなんかダメになってきたな。あの女、サゲマンじゃね?」って思うかもだし、本人もそう感じたりする。
「この人といると人生がうまくいく福の神」または「いつもロクなことがない。あいつはエネルギーバンパイア」な関係も、出生図だけで分からないときはコンポジットで分かることがあるわ。
ま、だいたいは直感通りだから、職業占い師でもないのにコンポジット出してあれこれ観るより、直感研ぎ澄ますのが早いし楽だけどね(汗)
じゃ、次回でまた2人のコンポジット相性を観ていくわね。
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