世間から見れば申し分のないお嬢であり美人であっても三十路を過ぎるまで結婚できなかったある名家の娘と雛人形の因果の話はこちらから
愛しき人とどのような縁で結ばれているかは恋する乙女は皆気になるところであろう。「袖すり合うも多生の縁」なる言葉があるように、前世からの縁も魅力的であるが、それだけではない。
特に、日本人は先祖を大切にするが、それは道徳や宗教的な意味合いだけで、果たしてこれほど墓を大切にし盆の行事をし、事あるごとに仏壇に手を合わせられるものであろうか?
これは現代の仏教に照らせば邪道の考え方となろうが、実は長年の慣習というだけでなく先祖を敬うことで、現世利益が得られることを皆、表立っては口にしないが知っているからであろう。
そして、邪道とは言われるが子孫の繁栄を願いながらも、平和に旅立った先祖は、姿形はなくとも地上で己の子や孫を慈しんでいたときと同じく、子孫が望んでいるならば、できることであればしてやりたいと思うもの。
ゆえに、愛しき子孫が結婚したくてもできないと嘆いているならば、良き相手と出逢わせようともするのじゃ。
そして、祖先の導き良縁により引き合わされた2人の周りにはそれを示す「印(しるし)」が出る。
当然のことではあるが、
「祖父も父も酒飲みのDV男。祖父も聞いた話では曽祖父に殴られて育った。うちの父方はロクでもない」などという家系であれば、残念ながら応援は期待できないどころか、下手に願って、万が一にも成仏していない曽祖父やらが彷徨うていたら「頼られ」て面倒なことになるゆえ、くれぐれも先に問題のない、子孫を愛する祖先であるかは調べておくがよいぞ。
■好きな彼との仲を先祖が応援してくれているサイン3選
1. 墓参り・仏壇に手を合わせてお願いしてから比較的すぐに出逢った
先祖に願い事をするのは邪道と言われているが、あれもこれも何でも願い、怠惰な生活をしている子孫であれば助けてはくれぬものの、真面目に生きてふだんは願いなどしない子孫が「これだけは」とたった一つ願うことであれば、力を貸してくれることがあるのじゃ。
特に、それが良いか悪いかは別として、近い先祖に「家系を絶やさないこと、跡継ぎを産む・産ませることに必死になっていた」ことのある人物がいるならば、心強い味方となる。
たとえば「曽祖母の八重子さんは7人の子供を産んで、その長男の嫁がなかなか子供を授からなかったときはお遍路して願掛けをして、お陰でお祖父さんが生まれてお父さんが生まれて……今のお前がいるんだぞ」などという話がもしあるならば、その八重子ひいばあ様を名指しでも良いぞ。
嫁に行く身であっても、己の子孫であればちゃんと聞いてくれる。「ひいおばあさまの努力を無駄にしないために、血を絶やさないためにも」相手と出逢わせてくださいと願えば、あの世で、やはり相手がいなくて困っている子孫を持つ祖先の誰やらと話をつけ「お互いの子孫同士を引き合わせましょう」となるのじゃ。
2. 彼と自分の一族の出身地が一緒
代々の墓があるような田舎の小さな町に生まれ育ち、
そこで知り合った相手ならば出身地が一緒なのは当たり前ではあるが、これだけ人の移動が簡単で当たり前の時代、どちらも先祖伝来の地元に留まり出逢って恋が芽生えたなら、それも立派な「先祖の導き」である。
そして、大阪や東京などの大都会に上京し、あるいは生まれ育った大都会から田舎に引っ越し、そこで同郷の相手に出逢うたならば、これまたただの偶然ではなく、先祖が繋いでくれた赤い糸やもしれぬ。
3. 葬儀で世話になった僧侶の宗派が同じ・氏神神社の祭神が同じ
これは、どちらも親しくなってからでないと確認できぬうえ、もしおぬしか相手の実家が昔から葬儀に僧侶を呼ばず、子供が生まれてもお宮参りもしない家であれば当てはまらぬが、もし判明したなら、これもまた先祖の、さらには先祖が頼っていた神仏の導きであろう。
もし、気になる彼がこのどれかに当てはまるならば、
墓参りや仏壇に手を合わせるとき、出逢わせてくれた感謝を伝え、その後の見守りも願うてみてよいぞ。その場合も、視えぬ力に頼るばかりで怠惰でいてはやはり力は借りられぬ。「人事を尽くして天命を待つ」の言葉通り、己でできることはしたうえで、ご先祖様に謙虚に願えば、きっと聞き入れてもらえるであろう。
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