【芦屋道顕】行楽シーズン!危険な場所の見分け方(1)宿屋編【霊的護身術】

さてさて、先日モビぶっくから配信してもろうた電子書籍『現代の呪』の中でも身を守る方法は紹介しておるが、


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「霊的な危険から身を守る」ことに重点を置いた【霊的護身術】も今回より紹介していくことにするぞよ。

行楽シーズン!危険な場所の見分け方

(1)宿屋編

豊かな自然を満喫しに田舎を訪れ、風情ある宿に泊まり温泉と料理を堪能し、家とは異なる布団で眠りにつく旅の夜。

なんとも至福の時間ではあるが、この宿屋が曰く付きの場所であったなら、至福どころか恐怖の一夜ともなりうるものじゃ。

怖い話にはつきものの、霊の出る宿屋、幽霊屋敷は賢いおぬしらはそもそもそのようなところに肝試しに行ったりはせぬはず。処刑場跡地や殺人事件があったような宿も、今の時代は検索すればすぐに分かるゆえ、わざわざ行かぬであろう。

しかし、そうと知らずに彼氏や旦那、友達が安さで決めたり広告の写真やステマの高評価だけみて決めた宿が、行ってみたら何やら薄気味悪く、その後運気が落ちまくり……。「方角も吉方位だったのになぜ?」となることもなきにしもあらず。(吉方位を選んでそのよう宿に泊まる可能性は限りなく低く、万一があればそれはその経験がおぬしに必要だからであろうが)

そこで、第一弾では事前に分からず着いてしまってから「なんだか、ここはヤバいぞ?」と思うたときに、

速やかに退避するためにも「霊的に危険な宿」の見分け方を紹介するぞよ。

【こんな宿屋は危ない!霊的危険度ランキング】

危険度★★★☆☆

・歴史が長い旅館で、館内にお面や人形が複数飾ってある

元々は何の曰くもない物でも、長年そこにやってくる人の念を吸い取り、さらにはその土地、家屋周辺の妖(あやかし)が実態を持ちたいと願うたときの格好の憑代となっている場合がある。

学生時代に親しかった女子から聞いた話であるが、修学旅行先の古びた旅館には、廊下にオカメとひょっとこの面が飾ってあったそうじゃ。夜、トイレに行くにはその前を通らねばならず、何人かの女学生が通るときにオカメには睨まれ、ひょっとこからは何やら、ねっとりとしたいやらしい視線を感じたそうじゃ。

これらは生者に強い恨みを抱く霊などではなく、これまで旅館に泊まった旅客のうち、恐らくは不倫旅行の二人、ワケありの男女や冷めかけた夫婦、あるいは旅先でハメを外すつもりで訪れた男性団体客などのさまざまな念が溜まって形を持ったものであろう。

オカメの面には恐らくは夫や恋人を若い女に盗られたあるいはその懸念をしている妻や女性たち、性的に消費される立場、苦界に身を置く女性たちの念が宿り、女子学生という若く未来ある彼女らへの嫉妬の眼差しを放ってきたのやもしれぬ。

ひょっとこの面には、あらゆる男性客の性的な欲望が溜まっていたに違いない。若く溌剌とした女学生の姿にねっとりとした視線を向けるのは人間であれ魑魅魍魎であれ生き霊や想念であれ、根本は一緒。誠に嘆かわしきことであるな。

部屋に人形が飾ってあっても同様のことは起きるが、これらはむやみに関心を向けず、無視するのが一番。波長が合わなければ溜まった念を受け取ることもないのじゃ。

危険度★★★★☆

・客室内に飾られている絵画や掛け軸の下にお札が貼られている

都市伝説かと思うていたら、わし自身も本当にこれを発見したことがある。「曰く付きの部屋に何者かを封じる札を貼り、

それを絵画で隠す」のは、変な噂がたって人が来なくなるのを阻止するための、宿側の鉄板の対策なのじゃ。

そこに泊まったのは当時付き合い始めたばかりの彼女とで、欲望に目が眩んでいたことと彼女が予約してくれたことから、その部屋に泊まった翌朝まで恥ずかしながら曰く付きの部屋だとは気付けなかったのじゃ。

気付いたのは、非常におどろおどろしい悪夢、起きてもはっきりと覚えている悪夢を見たこと、当時の彼女もまったく同じ夢をその晩に見ていたからじゃ。夢の中でわしらはお互いに罵り合い、最終的にわしが彼女の首をしめて殺し、その後、近くの山に分け入り首を吊るという恐ろしい夢であった。

まだ、彼女とは付き合い始めで何一つお互いに不満がなかった頃ゆえ、潜在意識が夢に表れたわけではない。なおかつこういった霊的な夢ははっきりと「己の内側ではなく、外からやってきたもの」と分かるものなのじゃ。

朝起きて二人で怖い夢を見たと話し、これは何かある、と部屋をぐるりと見渡し……。ベッドのヘッドレスト側の壁に飾ってある、洋風の室内に似つかわしくないがその地域の観光名所である神社を描いた風景画をそっと外してみると、案の定、魔封じの札が貼ってあったのじゃ。

幸いわしらは一泊であったゆえチェックアウト時刻を待たずすぐに出て、憑依の気配もなかったので念のためその地の神社にご挨拶と守護を願うて無事に過ごせた。

しかし、このような怨恨により命を断たれた者の念、特に事件が起きてからまだ歳月が経過していない場合は比較的強く残り、生者に干渉することがある。

わしらはまだお互いに悪念を抱いていなかったゆえセーフであったが、このような部屋に仲の悪い男女がもし別れ話をするために泊まったならば、何が起きたやら、恐ろしいことじゃ。

さて、★5の話は最怖話としてあとで触れるゆえ、宿屋についてはいったんここで終わりにしておくぞよ。

次回も行楽シーズンの鉄板観光地についてじゃ!


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