赤と青(1)陰謀論界隈でよく出てくる『赤組』『青組』はロスチャイルドとロックフェラーのことだよ【久賀原鷹彦】

ロスチャイルド家とロックフェラー家は両方とも世界的に有名な富豪一族。陰謀論界隈ではよく名前が出てくるよね。

先にタイトルの話をしてしまうと、

『赤組』はロスチャイルド。『青組』はロックフェラーのことだよ。

なぜ、そう呼ばれるようになったのかとか、彼らがなぜ陰謀論の黒幕扱いされているのかについて話す前に、そもそもロスチャイルドとロックフェラーって大富豪一族、だけどどう違うの?どんな一族なの?というところを話すね。

※ちなみに、彼らよりもさらに上に本物の黒幕がいるから、それはおいおい話すね。

ロスチャイルド家とは?

【起源と資産】

ロスチャイルド家はドイツ南部のプロテスタントの一派であるバプテストに起源を持つ。

ユダヤの国際金融財閥であり、初代のマイヤー・アムシェル・ロスチャイルドは古銭商から宮廷銀行家に成り上がった。

アメリカ合衆国の名門一族。19世紀以降、何世代にもわたって栄えてきた。

その資産はピーク時には9億ドルに上り、国の経済の1.5%以上を占めていた。

【事業と慈善活動】

ロスチャイルド家は石油王として知られ、スタンダード・オイル社を創業し、アメリカの石油市場を独占してアメリカ初のトラストを結成。その後は慈善活動に力を入れ、医療・教育・科学研究などを支援する財団を創設。

ロックフェラーとは?

【起源と資産】

ロックフェラー家はアメリカ合衆国の実業家で、石油産業で成功を収めた。

ジョン・D・ロックフェラー・シニアはスタンダード・オイル社を創業し、ピーク時にはアメリカの石油の90%をコントロールしていた。

【慈善活動】

彼は現代的かつ体系的な慈善活動のアプローチを定義し、医学研究や教育、科学研究などに力を入れてきた。シカゴ大学とロックフェラー大学を創設し、鉤虫症や黄熱病の根絶に貢献。

ロスチャイルドとロックフェラーは長い歴史の中で対立してきたが今は?

【歴史的背景】

ロスチャイルド家は欧州からアメリカ大陸へ進出し、アメリカ植民地設立の背後にある資金源となった。

彼らは国際奴隷貿易を開始、世界的な金融界で影響力を持つように。

ロックフェラー家はアメリカで石油産業を支配し、巨大な富を築いた。

【対立と和解】

両家はエネルギー、金融、政治などの分野で対立したものの、一部の報道によれば、ロスチャイルドとロックフェラーは時折和解し、共同利益を追求することもあった。

【現代の影響】

両家の対立は現代でも続いていて、世界の経済や政治に影響を与えている。ただ、これは複雑な問題で真実を明確に把握することは難しい。そのためさまざまな憶測が流れ、その存在の関与を言葉にするだけで陰謀論と言われがちになっている。

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世界覇権の大きな真実 ロスチャイルド230年の歴史から読み解く近現代史(副島隆彦)

本書は、現代の知識人が知っておくべき2つの事実を示しています。

★資本主義世界の覇権の構造と変遷
資本主義世界における覇権の構造とその変遷についての第一の事実です。

★ロスチャイルド家と世界の金融
一部の人々は「世界の金融を握る『ユダヤ財閥のロスチャイルド家』が、実は思いのままに世界を動かしている」と考えていますが、それは誤りです。本書では、ロスチャイルド家の創業以来の歴史を同時代の世界史と重ね合わせて分析し、彼らの繁栄と衰退に迫ります。

ロスチャイルド家は1760年代のフランクフルトで創業し、19世紀を通じて栄華を極めました。彼らの成功と衰退の過程は、世界史の舞台裏に迫るものとなっています。

なお、本書は『ロスチャイルド200年の栄光と挫折』のアップデート版です。

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