甘くておいしいチョコレートが好きな女性は多いですよね。疲れているときに一粒食べると、ホッと気持ちが癒される人も多いのではないでしょうか。ですが、食べ過ぎると太るという声も多いチョコレート。カロリーが気になる人も多いことでしょう。そこで、この記事では板チョコや粒チョコ、ビターやミルク、ホワイトチョコレート、チョコレートケーキやチョコチップクッキーなど、さまざまなチョコレートのカロリーを調査しました。また、チョコレート以外のケーキやクッキーとも徹底比較!チョコレートの食べ過ぎは本当に太るのか、太る以外にも注意する必要はあるのかなど、チョコレートに関するアレコレを解説します。
さまざまなチョコレートのカロリーを徹底比較!
一言でチョコレートと言っても、ほんのり苦みも感じるビターチョコや甘いミルクチョコ、ホワイトチョコやスイートチョコなど、さまざまな種類があります。
まずは、チョコレートの種類ごとに100gあたりどれくらいのカロリーがあるのかを比較してみましょう。
ビターチョコレートのカロリー
ビターチョコレート100gあたりのカロリーは、約570kcalと言われています。
ほんのり苦みも感じるのが美味しいビターチョコレートは、ブラックチョコレートやダークチョコレートとも言いますね。カカオマスとカカオバターに糖分を加えて作ります。苦みが人気のカカオ70%やカカオ90%などは、糖分の量を減らしたビターチョコレートです。
ミルクチョコレートのカロリー
ミルクチョコレートのカロリーはビターチョコレートよりもほんのわずかに低い、約560kcalです。
ミルクチョコレートはビターチョコレートにミルクを加えて作るチョコレート。苦みのないマイルドな味わいが、女性だけでなく幅広い層から人気のあるチョコレートですね。
ホワイトチョコレートのカロリー
ホワイトチョコレートのカロリーは約590kcal。今回ご紹介した3種類の中では、一番高カロリーなチョコレートになります。
ホワイトチョコレートは、カカオバター、ミルク、砂糖の3つからできています。カカオマスが入っていないため、茶色にならないのが特徴です。ミルクチョコレートよりも、さらに甘味が強く感じられるチョコレートですね。
チョコレート菓子は種類ごとにカロリーが違う?
ビター、ミルク、ホワイトのそれぞれでカロリーが異なることはわかりましたが、例えば同じミルクチョコレートだったとしても、粒チョコと板チョコではカロリーはことなるのでしょうか。生チョコやトリュフ、ナッツを包んだアーモンドチョコレートなどのチョコレート菓子のカロリーも気になる人は多いことでしょう。
ここからは、さまざまなタイプのチョコレート菓子のカロリーを見ていきましょう。
粒タイプのチョコレート一粒あたりのカロリー
粒チョコレートはダースやルック、ガーナポップジョイ、ひとくちチョコなど、さまざまな商品が販売されています。森永や明治、ロッテなど、各社から発売されている粒チョコの1粒あたりのカロリーを調べてみると、だいたい22kcal前後の商品が多いようです。
手軽に食べれるのが嬉しい粒チョコですが、1箱全部食べると250kcalを軽く超えることもありますので、食べ過ぎには注意したいところですね。
板チョコ1枚あたりのカロリー
板チョコも、各社からさまざまな商品が発売されています。ビターやミルク、ホワイトなどチョコレートの種類も網羅されている板チョコは人気の定番商品です。
板チョコは1枚あたり平均して50gほどの商品が多く、カロリーはビターで290kcalほど、ミルクで280kcal前後。ホワイトチョコレートは甘味が強いためか40g~45gの商品が多く、例えば明治のホワイトチョコレートは40gで235kcal、ロッテのガーナは45gで279kcalとなっています。
トリュフチョコレート一粒あたりのカロリー
口の中でほろっと溶けるガナッシュを包んだトリュフは、簡単に手作りできることからバレンタインなどにも人気のチョコレートですよね。
トリュフチョコレートはなんと一粒あたり、約80kcalもあります。脂質も高いことから、食べる量に注意を払いたいチョコレートです。
生チョコ一粒あたりのカロリー
作るときの材料はトリュフに近いですが、一粒あたりの大きさは控えめなことの多い生チョコ。洋酒が入っていたり、ビターなココアパウダーがかかっていたりとオトナな風味の商品も多く人気がありますよね。商品によって多少の差異はありますが、生チョコ一粒あたりのカロリーは約55kcalです。
アーモンドチョコレート一粒あたりのカロリー
チョコレートの中にあるアーモンドがカリッとしたアクセントになっているアーモンドチョコレート。こちらも、複数の商品が展開されている人気のチョコレート菓子ですね。
アーモンドチョコレートは一粒あたり約21kcal。アーモンド自体もカロリーの高めな食品なので、意外と高カロリーなんです。ただし、アーモンドには美容効果があるのも見逃せません。食べ過ぎは避けたいところですが、1日に何個までと数を決めて食べるのがおすすめです。
チョコレートを含んだ製品のカロリーもチェック!
さて、ここからはチョコレートそのものではなく、チョコレートを使った製菓のカロリーを見ていきましょう。今回紹介するのは、チョコレートドリンク、チョコレートケーキ、チョコチップクッキーの3つです。
ホットチョコレートのカロリー
コンビニやファストフード店でも購入できるようになってきたチョコレートドリンク。1年を通して販売されているコールドドリンクも増えてきましたが、特に冬に発売されるホットチョコレートは寒さで凍えた体を優しく温めてくれると人気があります。
ホットチョコレートのカロリーは販売しているお店によって異なりますが、例えばマックカフェのホットチョコレート(テイクアウト用のMサイズ)は1杯303kcal。ゴディバのホットショコリキサー ミルクチョコレート31%(レギュラーサイズ)は1杯292kcalです。だいたい、300kcal前後といったところですね。
チョコレートケーキのカロリー
チョコレートクリームがふんだんに使われていたり、ガナッシュやチョコレートプレートが乗っていたりと、店舗ごとのアレンジが見ても食べても楽しいチョコレートケーキ。老若男女問わず人気のケーキです。
チョコレートケーキのカロリーは、商品によって乗っているものやサイズもまちまちですので一概には言えませんが、例えばトップスのチョコレートケーキは100gあたり392kcal。シャトレーゼのガトーショコラは354kcal。コージーコーナーのガトーショコラは473kcalです。
チョコチップクッキーのカロリー
スーパーやコンビニで売っていたり、ステラおばさんなどのクッキー専門店で売っているチョコチップクッキー。しっかり形が残っているものや、チョコが少し溶けた状態で入っているものなど、商品によって違う美味しさがありますよね。チョコチップクッキーも商品によってカロリーは大きく違いますので、人気の4商品をピックアップして調査しました。
森永チョコチップクッキーは1枚あたり約49kcal。ブルボンのチョコチップクッキーは1枚あたり約38kcal。イトウの「ベーシックシリーズ」にあるチョコチップクッキーは、1枚あたり49kcal。森永から出ている「ステラおばさんのチョコチップクッキー」は、1枚あたり81ckal。商品によって、倍以上の差があるのは驚きですね。
チョコレートと他のお菓子のカロリーを比較しよう
ここまではチョコレートが使われたお菓子のカロリーを見てきました。同じチョコレートでも、種類によってカロリーは大きく違うことがわかりましたね。
ここでは、チョコレートの使われていない2つのお菓子のカロリーを紹介します。チョコレートが入るだけでどれくらい変わるのか、比較してみましょう。
ショートケーキのカロリー
チョコレートを使ったケーキはだいたい350kcal~500kcal近くもありました。そこで、比較として紹介したチョコレートケーキの中でも一番カロリーの低かったシャトレーゼのスペシャル苺ショートを見てみましょう。大きな苺がてっぺんだけでなく、中にも入っているこのケーキは、1個あたり293kcal。ガトーショコラが354kcalでしたから、50kcal以上も少なくなります。
平均的なショートケーキのカロリーはだいたい340kcalほどと言われています。シャトレーゼのケーキ自体カロリー控えめではありますが、平均で見てもチョコレートケーキよりカロリーは低いことがわかります。
バタークッキーのカロリー
前述の1枚あたり49kcalだったチョコチップクッキーと同じ、イトウの「ベーシックシリーズ」のバタークッキーを比較してみましょう。バターをたっぷりと使ったこのクッキーは、1枚あたり44kcalでした。わずかにバタークッキーの方がカロリーは低いんですね。
ただし、同じベーシックシリーズの「ミニチョコチップクッキー」と「ミニバタークッキー」を比較すると、バタークッキーの方が高カロリーになっています。これはバターの使用量が上がったのが理由のようです。
カロリーゼロのチョコレートはある?
「カロリーゼロ」という表現が話題になり、チョコレートにもあるのか気になっている人もいるかもしれません。ですが、実際にカロリーゼロの食べ物はあるのかというと、全くカロリーのない食べ物は存在ないのです。
店には「0kcal」という表示がされている商品もありますが、「100mlあたり5kcal以下」の商品は0kcalの表記を認められているため、どの商品も摂取すると少なからずカロリーを摂ることになります。
これは、いくら糖類などを0にしても原材料の中に含まれるカロリーがあるから。チョコレートにも、糖類0の商品は数多く発売されています。ですが、それらのチョコレートも0カロリーということはあり得ないのです。
じゃあカロリーを気にする人はチョコレートを食べられない?
0kcalのチョコレートはありませんが、前述のとおり糖類などの含まれない低カロリーのチョコレートは存在します。例えば、ロッテから発売されている「ZERO」は砂糖・糖類ゼロでダイエット中でも罪悪感を覚えにくいと長年人気の商品です。
糖類ゼロのチョコレートは苦いのでは?と思う人もいるかもしれませんが、控えめながら甘味もあり食べやすい商品は多数ありますよ。
チョコレートに含まれる栄養成分は?
ここまでは、チョコレートや比較できるお菓子のカロリーについて見てきましたが、チョコレートにはカロリー以外にも、着目したい栄養成分がたくさんあります。
例えば「カカオポリフェノール」は、血液がドロドロするのを抑えてくれる効果があります。また、抗酸化作用によりダメージから肌を守ってくれる効果も期待できます。
「リグニン」という食物繊維も含まれているので腸内を整えてくれますし、「テオブロミン」は「幸せホルモン」とも称されるセロトニンに働きかけることで、リラックスさせてくれます。
このように、チョコレートには食べることでホッとさせてくれたり、美容にもいい影響を与えてくれると考えられているんですよ。
チョコレートは食べ過ぎると太る?食べるときの注意点
「チョコレートは食べると太る」と耳にしたことがある人は多いでしょう。甘いチョコレートは、いかにも食べると太りそうな印象を与えますよね。ですが、実はカカオが含んでいる脂質は、脂肪になりにくいということがわかってきました。さらにチョコレートは美容にいいのも前述のとおりです。
ただし、ここで気を付けたいのは太りにくく美容にもいい影響が期待できるのは、あくまでも節度を持って食べた場合です。何事にも限度はありますので、食べ過ぎには注意してくださいね。
また、チョコレートには「タンニン」や「カフェイン」も含まれており、タンニンは食べ過ぎると鉄の吸収を阻害してしまう可能性があります。また、カフェインも摂取しすぎると不眠や嘔吐・下痢、興奮やめまいなど、さまざまな症状を引き起こす可能性がある成分。チョコレートに含まれている量は多量ではありませんが、これらの成分があることも踏まえて、やはり食べ過ぎるのは避けた方が安心でしょう。
1日に摂取してもいいチョコレートの量は?
1日に食べてもいいチョコレートの量はどのくらいなのかというと、だいたい25gを目安にするといいと言われています。5gのチョコレートなら1日に5個までですね。
また、一気に食べるのではなく数回に分けて食べるのがいいとも言われていますよ。これは、ポリフェノールは体に留めておくことができないので、時間をあけて食べることで体内に取り込む機会を増やすという意味もあるようです。
最後に
チョコレートは太りにくく、美容にいい成分も含まれていることから、女性には嬉しい食品です。ただし、チョコレートは基本的にカロリーの高い食べ物です。食べるときは上限を決めて、健康にも気を配りながら、美味しく楽しんでくださいね。